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~夢旅 優の異世界旅行記~  作者: 神寺 柚子陽
第1章 始まりとプロローグ
27/31

ヤクジン島(厄神島)と…

久々更新。二次にハマった。色々と吹っ切れた。

 

 

「大変です!!リンフォナ様―――!!こどもが…、子供たちが…!!!」


慌てた様子の細身の男が中庭に転がり込んできた。その顔は青ざめ、今にも倒れそうなほどだ。


凜花は漁師風の男に駆け寄り、


「落ち着いてください。子供たちがどうしたのです?その子供たちは誰ですか?」


男を安心させるように微笑み、子供たちの安否を心配する。


三十路をすぎたくらいの男は深く深呼吸をし、

 

「…島の幼子たち数人と見知らぬ幼い子ども、特徴は緑の髪の子供と黒髪の紅い衣を着た子ども二人がヤクジン島のモンスターたちに攫われました。」


「なんですって!!?」


凜花は目を見開く。

 

「子供たちの名前は自分にはわかりません。」


男は申し訳なさそうに消え入りそうな声音で話し、その場を後にした。


「「「「「(ざわっ、ざわざわ…)」」」」」

  


 そこらの会話の内容を抜き出してみると、



「ヤクジン島のモンスターに幼子たちが攫われた!?」


「ヤクジン島っていったらモンスターの巣窟じゃん!?不幸の凝り固まった場所って言われてる所だぜ!?」


「大丈夫なのかよ!?あそこ、ゴブリンとか結構いて、モンスターのレベルもピンからキリまで種類が豊富だって父ちゃん言ってたぞ!!」


「それ、当てになんのかよ?」

とは漁師の子たちの集団。


「幼子たち、大丈夫かしら?」

と、木を扱う家の娘が心配そうに漏らせば、


「う、うちの妹じゃねぇよな!?な!?」

似たような家の子が幼い妹の心配をし始め、


「そんなこと知らん!!大事なのは救出できるか、だ。」

ばっさりと騎士の家の大柄な子に告げられる。


『まだ死んでないといいわね♪』

とは白と浅葱色の着物の……子?


「お、お前そんなこと言うなよ!?めっちゃ不安になるじゃねェか!?」

幼い妹を持つ少年は自分の体を抱きしめ、青くなった顔の心配そうな表情で叫ぶ。


『そんなこと言われたって知らないわ♪私は事実を言っただけだもの♪』

少女はクスクスと楽しげに笑う。


「「てか、お前誰?」」


『さぁね♪今はただの通りすがりに混じってみた生徒で野次馬Nです♪よろしく♪』

すちゃっと敬礼のポーズで、お茶目に自己紹介をする自称野次馬N。


「「あ、どうも。ってそうじゃなくてっ!!!」」

ノリツッコミをする少年ら。でも少女は楽しげに笑うばかり。


「そういえば、ヤクジン島って今度、授業で行くことになっていたっけ。」

メガネをかけた優等生っぽい子が思い出したように告げる。


「ああ、武器と武術と戦闘系の授業だったな。それ。」


「あそこ、実戦練習にはちょうどいいらしいしね~。」


「ああ。実際、今回の救出作戦は街の自警団と、ここで授業を受けている年長組の奴らが軍の人たち数人と行くんだろうな。街の大人たちとあの熊公の教育方針によって。」

げんなりしたように政治家の家の子が云うと、


「熊公か…。あの人、むちゃくちゃだよな。」

貴族の家の子がうなずきながら同じような調子で追従し、


「うんうん。あんな重くて大きい大剣や大斧を片手で振り回し、敵をバッタバッタとなぎ倒していくんだもんな。普通、ありえねぇって。」

呆れたように軍人を親に持つ少年が続いて云う。


「しかも本人、それが普通だと思ってんのか、俺達にも自分と同じことを要求してくるし。」

「毎度のことながら無茶ぶりがすげぇし。」

「うん、うん。そして毎度毎度、景静さんが苦労してんだよな。俺はあの人がいつか倒れるんじゃないかと心配だわ。」

「あ~…、景静さん、毎回熊公の後始末押し付けられるものねぇ~。」

「そんでストレスマッハで、そのあといつも胃のあたりを押さえているんだ。」


「それ、マジ?景静さんかわいそ~。熊公勘弁してやれよ。」


「あの人、なんで軍に属してて俺達の面倒まで見てるのか不思議。俺達の面倒見なくても軍の給料いいらしいから十分それで生活できるらしいのにな。」

「なんかあのひと、あんな顔して子供好きらしいよ?私たちを鍛えることに生き甲斐を感じているらしい。」

「マジで!?詐欺だーーー!!そんな生き甲斐感じてくれんな!!」

この世の終わりのような顔をして、冗談じゃないと叫ぶが如く武家の家の娘が嘆く。


「ま、それよりも今は幼子たちね。」

「てか、見知らぬ幼子ってどこの子なんだろう?」

「それは知らんが、俺はゴスロリ幼女とツンデレ少年を希望す!」

「うっわ~!なにそれお前の趣味?引くわ~」


そんなドコまでも続く話し合いを凜花が手で拍子を打ち、注意を自身に引きつけることで終わらせる。 


「はい、静かにしてくださ~い。今回の件については他言無用。ここにいる人以外の誰にも話してはいけませんよ?わかりましたね?」

 

「「「「は~い。」」」


凜花は人差し指を立てて、言い聞かせるようにいい、生徒たちはみんな素直に返事をしたのであった。

 

「では、ここにいる年長組、出来れば15歳から上の戦闘のできる子は残ってください。あとは解散とします。」

 

 

あれ?会話の中に変なのが混じってる。(笑)

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