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~夢旅 優の異世界旅行記~  作者: 神寺 柚子陽
第1章 始まりとプロローグ
25/31

【陽の国】で授業~この世界の神話~ 【前】

明けましておめでとうございます。


気が付いたらこんな時間(現在、11時30過ぎ)。


今日中に投稿できてよかったです。


それでは新年一発目の話をどうぞ!



あれから一ヶ月が経った。

この頃は友と一緒に遊び、一緒に凛花さんの授業を受け、時々その友だちの内の一人が持ってくる厄介事に手を焼いては解決する、というような生活を送っている。


 平和だ。とても平和だ。偶にここが自分のもと居た世界ではない事を忘れそうになる。


で、今日もまた例によって凛花さんの授業を受けに来ている。なんだかんだいっても知らない事を知ることは楽しいものである。


そうこうしている内に凛花さんが来て、手を叩いてみんなの注目を集め、授業が始まった。


(パンっ!パンっ!)


「さて、みなさん。今日はこの世界の神話、創世記について教えましょう。知っている人もいるでしょうが、知らない人のために復習だと思って黙って聞いててください。わかりましたね?」


「「「はーーーい!」」」


「では、語りましょうか。この世界が、国々が、種族が、神々が、どうやって創られ、産れ出でたのかを。」


凛花さんはそこで一息置く。そして語り始めた。

それはとても長い、ある意味ありそうでありえないような話だった。


「この世界の始まりはこの世界の創造主、一般には“ノア”と呼ばれている少女が人に絶望し、その際に自身の心が壊れきるのを防ぐために、己の悲鳴とすでに壊れてしまった心の欠片から一人の中性体の子供を創ったのが始まりです。…………


ノアは自分の分身、子供ともいうべき存在を自分の中に創りました。そしてその子に時々話しかけ、一緒に遊び、話を聞いてもらったりして、一緒に過ごしていました。


ですが時が経つにつれ、その子が次第に愛しくなり、この子にこの子の住む世界を創ってやりたくなりました。そしてノアにはその力がありました。


でも、その力を使ったことはありません。

なので、ノアは早速情報を集め、力の使い方を学びました。


そしてノアは自分の知るノアの世界に有った物語たちを元に世界を創り始めました。


なぜ彼女が世界を創る為に物語を元にしたのか。

その理由は彼女が大の本好きで、特に物語を愛していたからです。


先ず彼女は混沌の中に、闇と夜を創りました。そして世界に時間を与えました。


これで世界は動き始めます。でも、まだ足りません。


次にノアは月を創りました。夜でも明るいように。

でも、月は太陽の光を反射して光るので明るくはなりません。


だからノアは月の次に、仕方がなく太陽と朝と昼を創りました。


ノアは夜に空を見上げます。すると月が輝いていました。

でも、何か物足りません。


ノアは星々を創り、空に浮かべてみました。すると満足のいく空に・・・なりませんでした。まだ何かが足りません。


ノアは混沌から海を創り、雲を空に浮かべてみました。

するとようやく満足のいく空になりました。


ノアは次に陸地を創っていきました。【太陽】、【月】、【星】になぞらえて。


最初に【月】になぞらえた大きな島を創りました。

壊れた欠片をもとに、ノアの知る限りのありとあらゆる不思議を詰め込んで。


そして、息をするために空気と風を創り、世界を創る理由となった一端である子供の身体を創り、その子に与え、“月乃島”と名付けたその島に住まわせました。


ノアは次にそこに住む子供以外の住民を創りました。

子どもが寂しくないように。子供に似た性質の者たちを。

そうして創られたのが今の【月夜国】の【月猫族】だと言われています。


次にノアは【太陽】になぞらえた島と、そこに住む住民たちを創りました。

彼女が知る限りの人の温かさと平和、日常の幸せ、優しさなどを込めて。

これが私たちが今住んでいる【太陽国】とこの国の直系王族を含む【陽の民】と呼ばれる人々のもとだと言われています。


さて、ここまでくれば人の醜さや汚さなどの負の部分も世界のバランスを取る為に創らざるおえません。そうしなければ、せっかく創った世界が壊れてしまうからです。


ノアはしかたがなく、【星】になぞらえた大陸とそこに住む住民を創りました。

人の醜さ、愚かさ、汚さなどの負のモノに類するものを込めて。

これが今の【星砂国】と、あの国の直系王族や貴族たちの祖先を含む【闘星の民】の元だと、…いわれております。


そしてノアは陸地の一応の最後として、この世界のある場所に死者やこの世のものではない者達などが住む場所を、連れて行かれるという場所を創り、そこを管理する者達を創りました。これが今は【月夜国】に分類されている【闇夜の国】、または【黄泉の国】と呼ばれている所です。


これにて一応の世界の仕組みが出来上がりました。」





ここらでキリがいいので、前後に分けてみた。


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