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~夢旅 優の異世界旅行記~  作者: 神寺 柚子陽
第1章 始まりとプロローグ
15/31

夢路、歌の先には

・・・どうも~。


ソラに無理やり頼み込んで(脅したとも云う)館に居候させてもらうことになり、ソラの館で布団に入って寝たはずなのに、気が付いたらなんか、一面黄色っぽい暖色系の色をした不思議なとか曖昧なとしか云い様のないフワフワっとした感じの空間?所?に居る夢旅優で~す。


フワフワっていうのは感覚的にだよ。感覚。

決して見た目の話じゃないよ?

ないったらないんだからな!


ふぅ・・・。


それにしても、さっきのソラもどきが言うにはここは夢の中で、

来た時から歌っているのは美人な子らしい・・・。


ちょっと会ってみたいなぁ・・・。


それにしても綺麗な歌声だなぁ・・・。


ここに来た時から歌詞はほとんど同じなんだけど・・・。


歌、上手だなぁ・・・。


どんな子なんだろう?


「〈まぁ、気になるから言われた通りに歌の聞こえる方へ

 心惹かれる方へ と向かっているわけだけれども・・・・・。

何処まで歩いたらいいんだろうなぁ。

もう結構長いこと歩いてる気がするんだけどさ・・・。〉」




―――・・・♪眠れ眠れ 夢の中 


  浅く深く奥深く 眠りに眠れ 


夢に揺蕩(たゆた)え 時の許すかぎり


   こちらにおいで おいでませ


 おいでよ おいで おいでませ


    夢の中 夢の狭間 私の夢殿へ♪・・・―――




「〈お!歌の歌詞が変わった!・・・俺が歌い手に近づいて行っている証拠か?〉」



そしてまた彼は歩き続ける。


すると日本の平安時代の寝殿造りの様な建物が微かに見えてきた。


それとともに歌がまた替わった。



―――・・・♪眠れ眠れ夢の中 浅く深く眠れ~♪


  夢の中においでませ おいでまぁせ♪


    楽しい事たくさん 一緒に見よう


  楽しいこと たくさん しよう


    夢の中で 一緒に遊ぼう 


  面白いこともいっぱい 一緒に楽しもう 夢の中で

    浅くて深い夢の中 私は夢殿で待っている


  夢の中の夢殿で待っている


     あなたが来るのを待っている


  あなたはだぁれ♪ 

  

    私は鬼夢(おにゆめ) (ゆめ)()と申します~♪


  あなたはだぁれ♪


     よろしければ一緒に遊びましょう♪


  夢のまにまに 気の向くままに遊びましょう♪・・・―――




ユウは足を速め、歌い手がおそらく居るであろう館へと急ぐ。


いつか景色はボンヤリと朧気な物から次第にハッキリとしてくる。

何もないようなみかん色の景色から、何の変哲もない(少し時代が古いような気もするが)普通のありふれた景色へと・・・。



そうして彼は館の前に着いた。館の周りは木造りの塀に囲まれ、ユウの目の前には門があり、その門は開いていた。まるで入ってこいとでも言う様に。


俺は一瞬躊躇した。


無断で入ったら不法侵入で捕まらねぇか?と。


でもそもそもそんな法律、この国にあるのだろうか?


まぁ、見咎められたら知らなかったと正直に白状し、誤れば済むかな?


それで駄目ならばそもそも門扉を開けっ放しにしている方が悪いと開き直ってやろう。


誰だ!今そこで最低だとか言ったやつ!出てこい!!

防犯の必要性と不注意で起こる危険性について小一時間説教してやる!!



・・・なぁんてな。冗談だよ?(半分だけ・・・。)



とりあえず、中に入ってみるか。


歌声はこの中から聞こえてくるのは間違いないし・・・。


入ってみると中は無駄にかなり広いことが分かった。


本当に平安時代の寝殿造りの様だったのだ。


まず、東西南北に対があり、それプラス塗り込め(倉庫)と釣り殿、真ん中に赤い橋の架かった小島の有る湖や庭、森や畑まで在り、湖には赤い竜船が浮いている。


歌い手はなかなか見つからない。


歌声は館中に朗々と響き渡っていて、どこから声がするのか館の中からは判らず、

当てにはならない。


それでも彼は探し続けた。

ちょっとした好奇心と意地で。









そうして、やっとの思いでユウは歌い手を探し当てたのだ。


そこはその館の中でも一番端の方であった。


歌っていたのは12,3歳くらいの綺麗で大人びた面差しをした銀の髪の美少女だった。

その少女は真っ白い着物を纏い、帯は黒と紫、頭には妖怪の鴉天狗が着けるような烏帽子(えぼし)(?)を着けている。肌の色は雪のように白く、かといって青白くもない。銀の髪は腰のあたりまで長く、前髪の横一房ずつが髪の先で紫の玉のような髪留めで纏めて留められている。目は残念ながら閉じられてこちらからは見えない。


その子は人目に付きにくいように床に座って足を水につけ、ユウに気付く様子もなく歌い続ける。少女の傍らには彼女が脱いで置いたのであろうこれまた真白い下駄と何に使うのかもわからない水晶玉のような丸い球体が小さいクッションの上に置かれていた。


ユウは少女との距離を更に縮めてから話しかける。


「〈なぁ〉」


少女はビクッッと震えてユウの方を振り返り、立ち上がる。


その大きな愛らしい銀色の目は、驚きに大きく見開かれ、ついでその眼の中にユウの姿を認めると少女は警戒心を顕にした。


「・・・誰?」


少女は両手を胸の前で固く握りしめ、震えている。


「〈(苦笑。)そんなに警戒しなくてもいい。君に危害は加えない。俺はユウ。夢旅優っていうんだ。なぁ、歌、好きなのか?〉」


「うん。」 こくりと少女は頷く。


「〈そうか。・・・とってもきれいな歌声だったよ。それに歌もとても上手だ。〉」


「本当?」 小首を傾げて問いかけながら少女は疑いの視線を向ける。

「〈ああ。思わず聞き惚れてふらふらと此処まで来てしまう位には。〉」


「ありがとぅ。」 少女は花が開くような満面の笑みを浮かべた。


「〈っ!!!///(か、可愛い)〉」


「あ、私の名前はね、鬼夢 夢鬼っていうの。月夜国の妖だよ。よろしくね!ユウお兄ちゃん!」


にこっと笑って少女、改め夢鬼は自己紹介をする。


「〈あ//ああ。こちらこそよろしく。〉」


ユウもにこっと笑って言った。




遊月:・・・この話、投稿したのは12時ちょい手前だった。だから、後書きは次の日に書いてます(キリっ)。


ノア:いや、どうでもいいよ。・・・ねぇ、遊月、これって・・・。


遊月:うん?鬼夢 夢鬼は10人中10人が振り返るような大人びた面差しの、中身が幼い美少女設定ですが何か?


ノア:いやいやいや、それはいいんだ。・・・じゃなくて!これってユウが夢鬼に・・・・・惚れた?


遊月:ん?確かに見惚れてはいるねぇ。・・・夢鬼はね、とってもかわいいんだよ?ギューーーって抱きしめて、かいぐりかいぐりしたくなるくらい、お菓子を無償であげたくなるくらい、頭をくしゃくしゃって撫ぜたくなるくらい、とってもかわいいんだぁ。もぅ筆が止まらなくって、勝手に動く感じで可愛い行動してくれて、なんか癒されるうえにこの思い、どうしてくれようって感じ!もう、たまらん!作りこまなくってよかった。キャラが勝手に動いてくれるから。


ノア:(・・・親ばか?)・・・よかったね。


遊月:うん!書いてみてびっくりだよ!鬼夢は最初、7,8歳の見た目だったのを年齢あげてみたんだけど、中身が幼いまんま。とっても可愛いぃぃ!作った自分が言うのもなんだけど!悪戯心も込めて創ってるんだけどね!ボクっこにしようか?一人称私にしようか?ユウのお兄ちゃん呼びを定着させようか?させまいか?いや~、迷うねぇ~。


ノア:・・・いつになく遊月のテンションが高い!


遊月:あったりまえ!可愛いは正義だよ!ある意味!


ノア:アハははは(苦笑)。そんなことよりも夢鬼のプロフィールでも紹介したら?


遊月:あ!・・・そうだね。そうしよう。以下、簡易プロフィール。


 鬼夢 夢鬼 (おにゆめ ゆめき)


所属:月夜国 妖族


神無という姉がいる。


鬼。夢鬼。


夢の中、夢殿というところに住んでいて、

夢から夢へと渡り歩いている。

偶に人に媚薬(何の薬かは本人は知らない。)を盛って、

無邪気にその反応を楽しむ。


楽しいこと、面白いこと、歌うことが好き。


天真爛漫で表情豊か。


遊月:・・・こんな感じかな? うん。


ノア:うん。こんな感じだよ。初期設定では天真爛漫ではなく、朗らか、娯楽主義だったけどさ。こっちにしてよかったと思うよ?可愛いし。というわけで、次回も


遊月&ノア:続く!!ってね。

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