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15.火と風の災禍

「……俺もカレンに同意なんだ……施設に、いられてよかった」


 マートル達が寝室に行き、二人だけ残されたところでタイムが言う。

 タイムも実質マザー・フラックスに個人的な育児を放棄されたような物だった。

 それでも憎く思うどころか感謝さえしているのは、間違いなくカレン達の存在が有ったから。

 タイムの言葉にディルもそうだと同意する。


「俺もだわ、俺も施設に居てよかった」


「兄貴は捨てられてないじゃん」


 確かに一時期預けられていたことはあったが、皮肉や嫌味ではなく、純粋にタイムはそう考えおかしくないかと問うと、ディルはそうでもないんだよねと苦笑する。


「いやいや実はさあ……捨てられたとかそんなんじゃないんだけど、俺って実は親父の正妻の子じゃないっぽいんだよね」


「おいおい……何で今それ言うんだよ」


 とんだカミングアウトだなと驚いてみせるが、実はタイムもそれについては薄々感づいていた。

 ディルは父親の事は口にしても、殆ど母親については語ることは無く、父親であるセイボリーが亡くなった後はまるで最初から母親がいないかのようなふるまいだった。

 そもそもセイボリーの配偶者がいるのなら、ソレル家の家業はまず間違いなく配偶者とその実子の相続となるはずなのに、そうではなく一族で決めて甥が相続しているというのもおかしかったのだ。

 何かしら裏にあるのだろうとタイムは思っていたが、それがディルが不貞の子だった体と聞いて、むしろ納得がいった程だった。


「いや、大事な事かなと思って。マートルには話してあるよ」


「ああそうなんだ……」


 深く追及はしないタイムに、しかしディルは聞いてくれてもいいのにと唇を尖らせる。


「聞かないの?」


「あんたが言った通り、家庭の事情だろ……あでも」


 気になる事はあるなと答えるタイムに、少しでも興味を持ったとみるや、ディルは聞かせてやろうじゃないかと、何故か朗々と語り出した。


「俺の継母に当たる正妻は、幼少の頃の病気で、たぶん子供が望めない体だったろうって事と、正妻の家が金を払って親父に貰ってくれるよう頼んだんだってのが、親父の残した手紙に書いてあったんだよね。ちなみに正妻はだいぶん前に亡くなってる。親父が亡くなるよりもずっと前にね。俺の実母は正妻の家の更に親戚の人らしいけど、ま、その辺は教えてもらってないな。一応火の穴熊族の純潔ってがウリだったらしいよ? どうでもいいんだけどさ」


 軽く話しているが、それは結構重い話ではないのだろうかと、タイムは内心突っ込む。

 まだ話は続きそうなのでここは聞くに徹するが、ディルはかなり饒舌だ。


「親父はどうしても後継ぎが必要だったから、きちんと正妻の了承を得て子供、つまり俺を用意したんだと。だから俺がきっちり親父と血のつながりである子だってのは間違いないらしい。親父の方の婆ちゃんも俺が親父が子供に戻ったみたいで嬉しいってさ。だから婆ちゃんは間違いなく俺がソレル家の跡取りだって思ってるし、証言もしてんのよ。まあ歳も行ってるし、そもそも事業自体に噛んでないから婆ちゃんの意見を聞いてくれる親族はいないんだけどな。たまーにマートルが会いに行くと、実の子らより嫁さんの方が優しいなんて情けないって嘆いてるってさ。おかげでこっちはしっかり婆ちゃんの心証良くなってるし、婆ちゃんがいざという時は俺達を後見人扱いするって話もまとまってんだよね」


 色々と裏では動いてんのよと、ディルは笑って言うが、実の親族相手にそんな搦め手のアプローチをしなくてはいけないというのはあまり嬉しい事ではないだろう。

 これは愚痴の一種なのだろうかとタイムは更に黙って耳を傾ける。


「んで、まあはなしもどるんだけど、俺が身籠ったって親父が喜び過ぎた結果、正妻が……心の方悪くしちゃってさあ」


 少し間が開き、キシシといつもより小さな笑い声でディルが笑う。


「ああ……兄貴が施設によく来てたのって」


「そ、そういう事……正直、正妻の一族に俺は恨まれてる」


 つまりは継母の療養のためにディルは一人家から出され、タイム達のいた施設に預けられたのだ。

 実の家族から引き離され、心細い思いもしたことだろう。

 それでもディルが心に傷を負わずにいられたのは、タイム達兄弟がいた体とディルは言う。


「これさ……マートルにはなかなか話せなかったんだよな」


 キシシと笑うディルの目元はわずかに赤い。


「何で?」


「心配かけそうじゃん?」


「そりゃな」


「あいつの泣き顔不細工だもんよ」


「それ言ったらら絶対殴られる」


「だよなー」


 しんみりと、二人で話し込み一息つく。

 タイムは無言で椅子から立ちがり、足音を殺して談話室のドアの前へ。

 耳をそばだて音を聞く。誰かがいる気配はない。ディルに視線を送れば神妙な頷きが返ってくる。


「……本題、入るか?」


「ああ」


「悪いね……」


 タイムが椅子に戻ってきたところで、すぐに話しを振る。

 二人が本題に入らずに身の上話をしていたのには理由が有った。


「見張られてる?」


「かもな」


 マートル達四人が去った後、廊下にまだ人の気配が有り、話しを盗み聞きされていると感じた。タイムは話を後日に改めようかとしたのだが、ディルは大丈夫だからと先ほどの身の上話に興じるふりをした。


「心当たりは? っていうかさっきの話良かったの?」


「お前が帰ってきたから、しょっちゅう皆を呼ぶようになったろ? そうしたら急によ。ま、俺の家での立ち位置を知らない使用人はいないよ。元々ここの奴らは実家から連れて来てんだから」


「何で? 俺何かしたかな?」


 タイムが帰ってきてから、確かにディルは頻繁に施設で兄弟同然に育ったカレン達を呼んではいたが、それでも個人の交友関係の範疇。

 ディルの仕事相手を呼ぶ事もあったのを考えれば、見張られなければいけない理由など思いつかないと、ディルは肩を竦める。


「前々から盗み聞きっぽくされてる気はしてたけどさ、ここまで露骨になったのはほんと最近。と言うか今日は露骨。だからお前の行動が関係ある気がするんだけど?」


 お前のと言われてタイムが真っ先に思い浮かんだのは、ディルの所に住み込み、事務所で働くようになった事。

 それで誰が困るはずもないが、もしタイムの存在が問題になるとすれば……思い当たる節は有った。


「だったら盗品のこと以外にないでしょ」


「やっぱそう思う?」


 今日は特別露骨だとディルが言うのなら、今日食事の時にした話が問題だったのだろう。

 使用人は二人その場に居た。実家から連れてきたということは、ソレル家の誰の息がかかっていてもおかしくはない。

 二人は声を落し顔と近づけ言葉を交わす。


「倉庫の方での盗品に気が付いた、ってバレたかな?」


「明確に兄貴にバレたと考えられる要素は無いと……ただ、今回の事で薄っすら気づかれてる節はあるかも、ってんで何かしらの行動に出そうではあるけど」


「どうしてそう思うよ?」


「兄貴がオリーブの話に食いついてるように見えたから」


「まあ実際食いついてたしな」


 オリーブが盗品について話している時に、ディルは話に食いついていた。

 その理由を考えてディルが管理する倉庫内の余剰な箱に気が付かないはずはないと思われている可能性はある。

 しかしどれも可能性でしかなく、それを肯定する材料は無い。

 情報が足りないと、タイムは話を先送りにし、別の話題を口にする。


「他にも気になる事はあるけど、あんたならすでに気が付いてると思う」


「いろいろ気がついちゃいるよ。でもどれの事よ?」


「時期的な事とか。二年前から始まって、今に至ってるのがね」


 放火窃盗が始まった時期については以前も話していたが、それだけでなく、倉庫の管理者がディルとなった時期も考えると、倉庫内に盗品を隠した理由はやはりタイムの考えた通りなのだろう。

 まったく迷惑な事をしてくれると憤り、ディルは大きなため息を吐いた。


「時期と言えばさ、金がなあ、いきなり出さないってなった理由もよく分からん。親父は亡くなる前までしっかり資金の運用の方針を決めてたんだよ。少なくとも十年は施設がもつように。俺が若いからって舐められて、金を出さないって言われる予感はしてたしさ、ある程度の箔と権力身につけるまでの時間稼ぎはできてたはずなんだよ」


「それ初耳」


 亡くなる前にそれだけの準備をする余裕が有ったはずなのに、何故実権をネトルに握られるのか、やはりディルが妾の子であることが問題なのだろうかとタイムは首をかしげる。


「マートルには少し話したよ」


 さっきから初耳ばかりだと言えば、ディルはキシシと笑って明後日の答。


「もしかしてマートルが喪服で出歩くのって、何か意味ある?」


 しかしそれでも一つの謎は解ける。本家への当てつけと言うのは、故人の意思を無視した者達への、言葉にしない抗議の意志なのだろう。


「自称本家の奴らへの嫌味。一応言っとくけど、俺達の方が相続的に本家で、本来だったら家の金の使い道も、実子である俺の方が権利あんのよ。婆ちゃんもそう言ってるし」


「何でこんなことになってんの?」


 セイボリーの実子であると証明できるなら、確かにディルの言う通りだ。

 ソレル家として商家を営んではいるが、元々はセイボリーの父親がセイボリーに家業を譲り叩きあげてきた商売。

 本当にその商売の実権や財産を相続すべきなのはディルであるはずなのだ。

 もしディルが相続できていれば、間違いなく施設への援助も打ち切りなどなっていなかった。


「書類を偽造されたっぽい」


 しかし相続すべき物を奪われたディルは、ふてくされたように答える。

 それはずいぶん大事の様だったが、ディルは撤回させることはできなかったのだろうか。

 法律には明るくないタイムは、どういう事かと聞くこともできない。ただ問題はあるんじゃないかと問う。


「……それって、いいの?」


「いいわけないじゃーん、書類偽装だよ? 法律違反だっての。でも明確な証拠になりそうなのって手元にないんだよね。状況証拠と証言だけはいくつか集められたんだけどさ……弱いんだよなあ。ま、今のとこシフレでの裁判待ち中」


 裁判待ち中というディルの様子から、全く手を打っていないわけではないということは分かるが、それでセイボリーが亡くなってから二年、あまりにも時間が建っているのではないかとタイムには思えた。


「それっていつ? そんな悠長でいいの?」


「いいわけないっしょ……けどそれくらい時間がかかるのは普通。こっちは必要な書類が紛失してるからな。問題なのは親父が雇ってた弁護士も今は問題があって頼れないって事なんだよ。元々正妻の方の親類だしさ、俺にはあんま態度良くないし。あと他にネトルに落ち度があればよかったけど、まあ親父のやってたことをよくよく真似してるようで、今のところ致命的なことは無いよ。家業としては一見は順調。けど親父の頃のように他所に割く資金が無いようにも見る……。じりじりとではあるけどこっちっも詰めて来てんのよ。それにさ、ようやく尻尾出してくれたっぽいし、こっからは全力で叩く」


 相手がじり貧なのは目に見えていたが、それでも致命的な失敗を犯さない限り手は出せないと言うディル。

 しかし、今起こっている放火窃盗事件にネトルが関わっているのなら、それは大きな切り札になると、今までタイムの見た事も無い狡猾な光を目に灯す。


 それは諸刃の剣のようにも思えたが、それでも振るわなくてはいけない物。

 ディルはようやく手にした武器に興奮しているようにも見えた。

 その反撃の機を作ったのは間違いなくタイムの見つけたあの書類の不備から。

 それが良い事だったのか、もしかしたら余計な事だったのかもしれないと、不安が頭をもたげる。


「お前が帰って来てくれてよかったわ。動ける人間ようやく手に入った」


 しかしディルはタイムの功績を誉め、これからも動いてくれと言う。

 しかもその言葉には、実働的に相手の腹を探る様動けという意味合いさえ籠っている。

 使われることは問題ではない。

 タイムは頼りにされることを望んでいた。だからこそわかったと強く頷き返す。


「いいよ、こき使って……その代り、絶対俺らの家守ってよ、兄貴」


「もちろんだ」


 施設を守るため、それはタイムにもディルにも共通した思いだ。

 ディルの生い立ちを聞いて尚更タイムは確信する。

 だからこそこの人の手足になる事に不満は無い。

 タイムは自分が知り得ていた情報を頭の中から引っ張り出し役立たないかと思案する。


 ディルは自分の返事を聞くなり急に黙り込んだタイムに、どうしたのかと問うが、タイムは記憶を探るのに一生懸命ですぐには返事を返さない。ふっと息を吐き、ようやくタイムはディルに問う。


「ところでシフレでの裁判って事は、何かしらシフレで作られた書類とか持ってる?」


「ああ、あるけど……」


 急にどうしたんだと驚きながらも、相続についての書類は全てシフレで作ったものだと答えるディル。


「もし、その書類に書かれている内容に、サインとかあるんだったら、そのサインをした人間の動向をよく見てて……本人か身内に急に肺を患った奴がいないか、火の被害に有ったやつはいないか」


 タイムの質問にすぐに思い当たる人物がいるとディルは一人の人間を挙げる。


「あ、それだったら今家を牛耳ってるネトルの愛人って奴が……二年前に顔を火傷して」


「やっぱり……時期もおなじか」


 二年前はセイボリーが亡くなり、放火窃盗が始まり、そしてディルがソレル家の本宅から追い出された時期だ。

 どういうことかとディルが問う。


「師匠からこの周辺のギフトに付いての話を教わったことがある。シフレの特別な紙とインクで、金の目雷鳥の羽のペンで制作した書類は、呪術と同じ効力を持つ。所謂魔法の契約書で、一方的な契約の破棄は、その呪術による災禍を受ける結果になる。滅多なことには使われない契約書だけど、その契約書で行った契約の不履行は、必ずシフレに伝わる。此処じゃなくてシフレで裁判をって誰が言い出した?」


 ギフトとは神の恩恵であると同時に、人が争いを止めない事への罰でもあると、師匠はタイムに語り聞かせた。

 その一つとして、シフレの火山の灰から作られるインクと、匂い羊の血を混ぜた紙、金の目雷鳥の襟足の羽を使ったペンで作った書類は、契約を絶対のものとするための呪術が込められている恐ろしい物なのだと。


「マジか? いやでも親父はんなこと言ってなかったけど……」


「マジで。最近では契約を守るっていうことのポーズとして形骸化してはいるけど、ちゃんと三つが揃って、シフレで金の目雷鳥の元作られた書類なら、本当にその術は契約者達に降りかかる。風と火の災禍だよ」


 ディルが裁判はシフレですると言わなければ、偽装される前の書類が、形骸化した契約ではなく本当のシフレの契約書類かも知れないとは思わなかっただろう。

 シフレの金の目雷鳥の元で作られた書類であるからこそ、効果を発揮する呪術だと断言する。


「……本人じゃないのは?」


 愛人は契約者本人ではないとディルは言うが、タイムは呪術はその周囲にも影響を及ぼすと答える。


「だから、本人にも何かしら害は出てるはずだ。皮膚に灰色の斑点が出てないか、もしくは……もしリコリスが何かしら嫌な気分がすると言い出したら、より確実」


「金の目雷鳥って、そういうことなのか?」


 金の目雷鳥の種族としての能力でそれが分かるのかとディルは問うが、タイムはそちらではないと首を振る。


「いや、それは匂い羊の方。匂い羊と金の目雷鳥が、同じシフレの町を主な拠点としてるのは、その二種がシフレのギフトの恩恵を受けるに都合のいい種族だったから。嘘と罪を見抜き契約を守護する金の目雷鳥。嘘と敵意を嗅ぎ取りそれを追うことのできる匂い羊。多分リコリスの両親はシフレの町から罪を犯した者を追っていたか、何かしらの契約の反故を知ってそれを確かめに来ていたんだ」


 ギフトの説明に伴い、その二種が担う役割も聞いていたので、間違いないだろう。


「リコリスって何で施設に来たんだっけ?」


「両親が……馬車の事故からの.....片親が生き残ってたが入院中に病院の火事で死んでる」


 火事と聞いてディルは構えるが、タイムはさすがにそれは偶然だろう苦笑する。


「シフレはレンガ作りが基本的に多いけど、ベラムは基礎はレンガでも、風通しのために木で作った建物もそれなりに多いから、どこで火事があってもおかしくはないよ……」


「そうなの?」


「……多分」


 自分で言っておきながら自信無さげにタイムは首をかしげる。ベラムはレンガと木材と漆喰の混じった作りの建物が一般的で、骨組みは木で作り、風通しの良い構造にしてあることが多い。

 シフレは逆に積雪が多く冬場に寒冷な土地なため、気密性の高いレンガ造りが多い。

 火事になりやすさで言えばベラムの方がそうなのではないかと思ったが、何か引っかかりもあった。


「えー何それ曖昧過ぎ」


「いやあ、師匠が言うには、火事ってのは空気が乾燥してる時こそ注意すべきなんだってさ。けど考えてみたらベラムはほとんど川で道繋いでるような町だろ? だから空気が乾燥してるなんて、冬でも滅多にないから……火事を起こす理由って何だろう? ってさ」


「火事は窃盗のために人為的に起こしてるんだろうから、別にいいんじゃね? その辺り気にしなくても」


「火事の起こった場所の一覧とかあればいいんだけどな」


「オリーブに聞いてみっか」


 火事についてはやはり情報を持っているだろうオリーブに聞くのが確実だろうと二人は結論付け、もう一度夕食に呼ぶ事を決める。


「リコリスの方も頼む」


 タイムがリコリスを呼ぶのも忘れるな言えば、ディルはどうしてもリコリスでなくては駄目かと問い返す。


「なあ、それってリコリスのがいいわけ? カレンも匂い羊なんだろ?」


「カレンは他人の悪意に鈍感。あんたの悪戯にいつも引っかかってたろ?」


「あーそういやリコリスだけは滅多な事じゃ悪戯成功しなかったな」


 リコリスに比べカレンは馬鹿正直で、嘘を見抜ける様子は無かった。いつもディルに意地悪されては泣かされて、それをマートルやオリーブがしかりつけることもあった。

 対してリコリスは単独で騙そうとしても必ず嘘を見ぬき、内容次第では一番ディルがダメージを受けるだろう相手に告げ口をしていた。


「間接的に俺達使った時だけだったろ?」


「確かに」


「その内昔のこと謝んなよ」


「もう謝ってるよ」


 リコリスの協力を得ることも確認し、この日の二人だけの話し合いは終わった。

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