327:充填作業(2発目)
仰向けを継続したまま、今度はクローチェがジュポジュポをしてくれるようだ。と思ったら、彼女は一段顔を下げ……俺のキンタマを口中へと含んでしまった。
「んん!?」
変な感触。ゾワゾワするような、むず痒いような。じゅぞぞ、と下品な音を立てて吸われた時には、本当に形容しがたい感覚になった。
もう少し慣れが必要そうだな、これは。
「みんな被らないように、あの手この手でご奉仕を考えているのですわ」
言いながら、ロスマリーが俺に覆い被さり、キスの雨を降らせてくる。舌をヌチョヌチョと絡ませ合い、唾液を交換する。至近距離で見るメガネには、僅かな曇り。先程ぶっかけた男汁の名残だろうか。
「ボクはおちんちんの方をお乳でズリズリするんだよ」
言いながら、ポーラが横から入り込んできて、ロスマリーが慌てて立ち上がる。空いた体の上にポーラが反対向きに跨り、お乳を出した。俺の方からは彼女のお尻が見える格好。思わず、デニムスカートから伸びる生足をサワサワしてしまう。
そしてそのまま顔を上げて、もも裏の辺りを舌で舐めた。
「ひゃあ!?」
柔らかくハリがあり、だけどお乳やお尻ほどではなく。不思議な感触だ。ていうか、ムダ毛処理とか出来る環境じゃないのに、みんな1本も無いよね。ツルツルスベスベ。
と。またも額を優しく押された。そしてそのまま膝枕されるところまで一緒。
「私たちを忘れてもらっては困る」
「今度の授乳係はワタクシたちですものね」
言うが早いか、乳房を顔に押し付けてくる。やっぱりこうして比較すると、エレザのお乳は一番筋肉を感じるな。もちろんそれでも柔らかいし、
――ぢゅ、ちゅる
乳頭も美味しい。
「ん、い、いきなりか」
「ワ、ワタクシのも吸い始めましたわ」
ロスマリーの凹んでいる部分にも吸引を開始するが……そこで妙案。エレザの乳房を乱暴にグイと掴み、ロスマリーの方も搾るように押し出す。それで口中で重ね合わせた。ピンと勃起したエレザの乳頭が、ロスマリーの輪っかをコスコスと擦る。
「んん! こ、これ!」
「ロスマリーのを、私ので!」
ほじくる。そして俺の方も舌を尖らせて、発掘に加勢する。ついでにエレザの乳頭も舐めて刺激しつつ、
――ぴちゃ、ちゅ、ちゅる
吸って舐めて。
そうしていると、やがて。
「ん!」
ピョコンと飛び出してきたロスマリーの乳頭。ご苦労様と、優しく吸った。
それと同時。
――ぢゅ、ちゅる
キンタマが舐め回される。思わず声をあげそうになったが、同時に温かいクローチェの口内の感触に快感も覚えた。風呂にキンタマだけ浸けたら、こんな感じになるんだろうか。
「ボクも」
お乳で挟んでヤワヤワしていたポーラも、口で亀さんを咥えてくれた。キンタマだけじゃなく、スティックまで温かな温度に包まれる。しかもそれぞれ別々の舌が動き回って、舐めしゃぶってくるモンだから、脳がバグリそうだ。
「っ!」
ロスマリーとエレザのお乳を鷲掴みにする。そしてもう、舌が千切れるかというくらいに高速で舐め回し、どっちがどっちかも分からない乳頭を嬲りたおす。
――ぢゅるるる、ちゅる、ぴちゃ
「んん! き、気持ち良いですわ!」
「ああ。何度吸われても良いものだ!」
快楽に弾む主従の声。
――じゅるる、ずずず
陣営の最後の1人は、這いつくばって俺のキンタマに奉仕し続けている。
――ぱん! ぱん! ぐぽっ! じゅぽっ!
ポーラの弾むお乳にスティックの両側面を包みながら擦られ、先端の亀は彼女の口中で愛撫される。
「ぐ」
ダメだ。保たない。
最後に主従2人の乳房に軽く歯を立て、
「~~~~~~~!!」
イッた。ポーラの口中へと流れ込んでいくエキス。以前は吐き出してしまった彼女だが、
――ちゅる、ごくっ、ごくっ
飲んでくれている。
他の人のジュポジュポを見て、学んだようだ。快感に腰を浮かせてしまうと、キンタマを引っ張られる感覚。クローチェが吸ったまま離さないのだ。
「あ……ああ」
当初は微妙と思っていたキンタマ奉仕も、終わってみれば悪くない。
ドクドクと脈打つそれを、舌で優しく愛撫されると、得も言われぬ快感が押し寄せてくる。
「はあ……はあ……はあ」
出た。出し切った。2発目も大量だ。
顔の上のお乳を持ち上げ、気道を確保。この質量、ナメてるとマジで窒息しそうになるからね……っと。ん? カーテンが少し開いてる?
「……」
俺の視線が向いて少し。唐突にパッと揺れた。まるで透明人間がコッソリ覗いていて、見つかったと気付いた途端、掴んでいたカーテンを放したかのような。
「エレザ、今誰か」
「んん……はあ……はあ」
ダメだ。半イキの状態でトリップしてる。ロスマリーのメガネを借りようかとも思ったが、もう遅いだろうな。
……どうする? 中断して犯人探しをするか? 無視して粗チン砲の充填を急ぐべきか?
と、そこで。またもカーテンが揺れる。さっきの覗き犯が戻って来たのか、と息巻くが。
「こ、こら! 子供が見てはいけませんわ!」
ロスマリーが追い払う。相手はステルス幼女みたいだ。そっか。そういう可能性もあるんだよね。好奇心に負けて覗きに来た一般島民。
てっきり俺はウィドナの息のかかった間者が紛れ込んでいる可能性を考えてしまったが。いや、まだそこも捨てきれないか。
(女神さん。居る?)
『…………ん? 呼んだ?』
ややあって反応が返ってきた。キーボードを猛然と叩く音がしてたけど、例のプログラマーさんの補佐をしていたんだろう。
(ゴメンね。パッチ作ってくれてたんだよね?)
『いや。レスバしてたんだよ。女神って美化されてるだけで、実物はブサイクみたいなことをほざいてるゴミどもに、分からせる必要があってね』
この人、ホンマ……
『で? どうしたの?』
俺は気を取り直し、一応の懸念を伝えておく。
『なるほど。間者の可能性は……どうだろうね。色んな人を一気に解放したからね。紛れ込ませててもおかしくはないけど』
いかにも畠山がやりそうな搦め手ではあるよね。ただ確証も無い。
『取り敢えずは、私も注意深く様子を見ておくよ』
ありがたい。
ちなみに俺が『魔法のメガネ』を作った辺りで、(リンクがあるのか)女神さんもモブをサーモで視認できるようになっているとのこと。
というワケで、俺も頭の隅には留めつつ、魅惑の花園へと戻ることにした。




