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爆乳ハーレム島の錬金術師  作者: 生姜寧也


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116:おっぱいカイロ

 ニチカもまた、俺の無事を見て、小さく安堵の息を吐いた。


「大事なくて良かったぜ」


 腕が伸びてきて、前髪に残っていた霜を払ってくれる。彼女の方は……どこもケガは無いみたいだね。


「ありがとな。助けてくれて」


「うん。咄嗟に動けて良かったよ」


 言いながら、俺は床に視線をやる。その動けた対価、ドロップ品が落ちているハズだが。

 ……お、アレかな。洞床を流れる水路の傍に、キラリと光る何かがあった。しゃがんで取ってみる。真っ青な球体(ビー玉くらいの大きさだろうか)だった。手触りもツルツルだ。


「冷却の玉……で、良いんだろうか」


 アポートでレシピ帳を呼び寄せる。「うお!」とニチカ。そういや、彼女がこれを見るのは初めてか。

 レシピ帳の該当ページを開く。「賢者の石」のページ中、「冷却の玉」の文字が淡く虹色に光っている。手の中の玉も共鳴しているので、ビンゴだね。


「あとは……おばあちゃんの……っくし!」


 背筋に寒気が走り、クシャミが出る。寒いな。さっきより気温が下がったのか。


「おい、アキラ。顔が真っ青だぞ」


「え?」


「やっぱり……さっきの青い炎みたいなヤツにやられたから」


 そうなのか。言われてみれば、あの後から寒気がし始めた気がするし、ニチカの方は俺と同じような半袖シャツでも寒そうにしてないのを見ると……ヤツの氷アタックが原因と考えるのが妥当か。


「戻ろうぜ。太陽の下に出りゃ、少しはマシになんだろ」


 ニチカの意見に否やもないので、俺たちは洞窟をUターン。足早に抜けて、外へと出るのだった。






 ニチカの家に上がらせてもらう。彼女の言う通り、日の光を浴びて多少はマシにはなったが。


「うう……ふう……さむさむ」


 特にブチ当たられたデコの辺りが寒い。


「ちょっと、マジでヤバイんか?」


「いや。どうだろう。インフルエンザの時の悪寒に似てるけど、熱とかは無いから」


「インフルエンザ?」


 ちなみにさっき女神さんにも確認してもらったが、ヤバイ病気とかに罹ってるワケではなく、まあゲーム的に言うと状態異常「凍傷」みたいな感じらしい。温かくしてれば、そのうち治るとも。


「なんつーか。護衛兼案内みたいな役でついていったのに、逆に守られちまったみたいで」


 ニチカはバツが悪そうだ。


「いや、気にしないで。俺も2層に居るのに不注意だった」


 あんなに唐突に湧くとは思わなかった……というのは言い訳だ。2層を侮れば痛い目を見るってのは、分かっていたハズなのに。


「何か、あっためるモン……っつってもなあ」


 なんせ長袖シャツすらほとんど需要が無いセフレ島。当然この家にも暖房用品なんて存在しない。


「あ、そうだ。乳の中に入れてやるよ。アンタ、これ好きだったろ?」


「……」


 これはまた。アティに続いて、本日2度目のおっぱいダイブか。欲情も無くはないけど、今はあの乳肌の温かさばかりを渇望してしまう。


「お願いします」


「んじゃ、決まりだな。ベッド行くぞ」


 ニチカは部屋の隅に置いてあるベッドに腰掛ける。ほれ、と促されるので隣に座った。木製の枠がキシッと鳴ると、体は寒いのに胸の奥に熱が宿ったように錯覚する。

 ニチカがシャツの裾に手を掛け、一気に脱ぎ捨てる。相変わらず豪胆。そして飛び出した爆乳。海ではサラシを巻いているせいで、そこだけは日焼けしておらず、お腹や肩との対比が凄い。褐色肌の中で、おっぱいのラインだけ白く強調されてるから目が釘付けになってしまうよね。


「どうした? 来ねえのか?」


 促されるので、俺の方からゆっくりと谷間に顔を埋める。ああ、あったかい。柔らかい。気持ち良い。頬が極上のお肉に包まれる。何人に何度されても、本当に良いものだ。両手でフヨフヨの乳肉を支え持ちながら、谷間を寄せる。両頬が乳に押し潰され、チャウチャウみたいな顔になってしまう。だが、とんでもない幸せ。


「ああ~」


 乳房を持ってる手も沈み込むし、両頬はタプタプを全力で感じ取れる。視界が乳肉に埋もれて真っ暗な分、余計に感覚が鋭敏になってるみたいだ。そのマックス研ぎ澄まされた状態のまま、顔を左右に振って擦りつけ、更に貪欲に味わっていく。


「ほ、本当に好きなんだな。赤ん坊かよ」


「うん。最高だよ」


「色んな女にそう言ってんだろ?」


「う」


 図星だ。けどウソは吐いてないんだよな。みんな少しずつ違うんだけど、どれも最高のおっぱいなんだよ。甲乙なんて付けようもない。


「まあ良いけどさ。ほれ、もっとあったまれ」


 後頭部に手を当てられ、グッと更に奥へ押し込められる。もう顔が丸々埋まる勢いだ。ニチカの肋骨に鼻先が当たる。


「……どうだ? 冷えの方は?」


「ああ、凄く良いよ。あったまるし、気持ち良いし」


 舌を伸ばし、乳房の付け根を舐める。


「こ、こら。くすぐってえだろ」


 冷えが解消されてきて、それと同時に性欲も沸々と。凄いな。体が冷えてるとスティックの立ち上がりが悪くなるのは、もちろん知ってたけど。それに伴って少し性欲も抑えられるんだな。

 ……って、そうか。こういう体の摂理を利用して「賢者の石」は効果を発揮するという仕組みなのかも。


「ん? もう良いんか?」


「……うん」


 名残惜しいけど、ニチカのお乳から離れる。正直、目覚め始めた性欲を解消したい気持ちはあるけど。今は話を前に進めよう。さっき十分にアティで抜かせてもらったしな。

 最後に両乳房を一揉みしてから、顔を上げる。額も顔もポカポカで、体の芯も熱を取り戻していた。


「良さそうじゃねえか」


「ああ、ありがとう。おかげさまで」


 やっぱり改めて……おっぱいは万能薬だよ。男の不調を全部治せる。そんな感慨に浸りながら、やっぱりもう1回だけ揉んでおいた。

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