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爆乳ハーレム島の錬金術師  作者: 生姜寧也


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110/339

110:唾つけとけば治る

 布地と柔肌の間に指が挟まれる感触だけで、バカみたいに息が荒くなってしまう。

 今まで女性陣が自発的に脱いでいる半裸は見たことも触ったこともあるけど。俺自身がこの手で服を脱がせて乳房を見るということは無かった。結局裸になるなら同じことだろう、と思う人も居るかも知れないけど。なんだろう。バニーガールの胸の所をペロンってするのは男のロマンっていうか。


「……」


 ハーネスの隙間から引っ張るようにして、肩ヒモを完全にズラす。グッと強引にしたせいで、女性の服を無理矢理に脱がせてるように錯覚して……興奮で目の前がチカチカする。


「アキラ……」


 かすかにアティの声も弾んでいるような気がする。ただそこに否定的な色はなくて。


「ぬ、脱がすよ」


 いよいよ本丸へ攻め込む。肩ヒモがズレたことで、胸を覆っている部分も更に浮いている。親指と人差し指で生地を摘まみ、


 ――ペロン


 少しだけ頂が引っ掛かった感触があったけど……無事に捲れた。プルンと揺れながら飛び出してきた果実。俺がこの手で出したんだ。剥いたんだ。やっぱり、脱いで見せてもらえるのも素晴らしいけど、自分で脱がせて見るというのは、また別の喜びに満ち溢れている。

 ああ。しかしキレイだ。ライトブラウンと肌色の間くらいの輪っかと頂。プックリと立ち上がった状態で、大きく主張している。


「ん……息が……当たってる」


 いつの間にか顔を近付けすぎてたみたいだ。

 と、そこで気付いた。少しだけ頂の先の方が赤くなっている。そんなに強く擦ったつもりはないんだけど……アティの肌が弱いのか、例のエロのためのご都合主義かは分からないけど。


「先っぽ、赤くなってる」


「ん……唾でもつけとけば……治る」


 思わず見上げてしまった。乳房の谷間から下を覗き込んでいるアティの片目と正面から見つめ合う。赤く上気した頬と、半開きの唇。そこに期待の色を見て取った。これ、イケるのか。


「俺が……唾つけても良い?」


 頷いてくれ、と念じながら。

 果たして、アティは……コクンと小さく下に振った。胸の内に喜びと興奮が暴れ回る。「待て」を命じられていた犬がようやくお許しをもらえた時の心境は、多分こんな感じなんだろう。

 

 更に頂へ顔を寄せていく。淡い色合いのそれは誘うように膨らみ勃っていて。まさに犬のように舌を出して、掬いあげるように。


 ――ペロッ


 舌の腹に伝わるコリッとした感触。アティの大切な部分に舌で触れているんだ。その事実に、クラクラしてくる。唇をすぼめて、先っぽを啄む。よくグミみたいと評されるけど、まさにそんな感じだ。フィニスのは(エロゲ仕様の?)甘い母乳味だったけど、アティのは味はしない。なのに一生含んでいたいとさえ思う。


 ――ちゅる、ぴちゃ


 舌で舐め転がす。


「ん……あ……」


 頭上から甘い声が降ってくる。それをもっと聞きたくて。この魅惑の果実の舌触りをもっと味わいたくて。夢中でしゃぶり回す。舌の裏側が痛くなるくらいに速く動かして、突起を激しく揺さぶり。かと思えばゆっくりねっとりと突起の側面を舐めあげる。


「あ、アキラ……なんか……変な気持ち」


 いつも切れ切れな話し方をするアティだけど、今は言葉の合間に吐息が挟まっていた。それが更に俺の脳をバカにさせて。


 ――ぱくっ


 輪っかも頂も丸々、大口を開けて食べてしまう。鼻が乳肉の中に埋まり、息が苦しくなるのに、止められない。理性が働かない。ここで窒息死しても構わないとさえ思った。

 ハムハムと唇で乳房の感触を堪能する。それをしながら舌だけ伸ばし、また乳頭をねぶった。こんな器用な動き、人生で初めてしたハズなのに淀みなく出来てしまった。

 唾液でベチャベチャにすることで支配欲のようなものが満たされていくのを感じ……同時にまだ半分しか征服していないことに気付く。


 一旦顔を離すと、途端に頬がスーッと冷える。今日も暑いハズだが、流石に乳房の中よりは外気は涼しいみたいだ。

 と。視線を感じて上を見上げると、アティと目が合った。髪が乱れ、オッドアイの両方が見えた。トロンと蕩けたその双眸は、


「キレイだよ。アティ」


 歯の浮くようなセリフだけど、本音だった。こんなにキレイな瞳をした美女の最高の体を、俺の唾液でグチョグチョにしてるんだと思うと、脳の血管が切れそうだ。


 右の乳房に飛びかかる。その中腹の2連ホクロにキスをして、ペロペロと舌を這わせていく。


「そこは……関係……ない」


「ここも赤くなってるから」


 3歳児でもウソと分かるようなことを平気で言ってしまってる自覚はボンヤリあったけど。それよりも、柔らかい乳房を頬張るのに夢中になってしまっていた。味はしないし、ニオイもかすかに脱脂粉乳のような香りがするだけなのに……美味しくて仕方ない。


「ん……んん」


 くすぐったいのか、身を捩って逃げそうになるアティの仙骨辺りに手を回して捕まえてしまう。そして、もう片方の手で、左乳房も揉み始める。もったりと柔らかく、温かい塊。円を描くように撫で回す。さっきまで舐め回してた自分の唾液を乳肌に刷り込むように。


「先っぽ……は?」


 リクエストがあったので、右乳房のホクロから離れ、その頂に吸い付く。左と同じように、舐め転がし、舌で押して弾力を楽しみ……


 ――ちゅぱ、ちゅぱ


 自分のリップノイズすら興奮材料になっていく。こんなに美しい乳房が、汚らわしい男の欲望に蹂躙されているんだと。


「ん……何か……波みたいなのが」


 アティの上擦った声。波とは絶頂のことだろうか。

 ……イカせたい。最高に気持ち良くしてあげたい。


 左の乳房の頂を指先でこねて、ピンピンと弾いてやる。

 アティの体がピクンピクンと小刻みに跳ねる。それを強引に押さえ付けながら。


 ――コリッ


 右の乳頭を甘噛みした。

 それがトドメになった。


「〜〜〜〜!!」


 アティの体が、陸に打ち揚げられた魚のように一際大きく跳ねる。イッて……くれたのか? 俺の拙い愛撫で。

 途轍もない射幸心に、脳が焼かれるようだった。 

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