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爆乳ハーレム島の錬金術師  作者: 生姜寧也


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100/339

100:ついに初混浴する

「もう足は大丈夫?」


「少しだけ違和感はあるけど~~歩けるよ~~」


 なるほど。あの時の捻挫はそこまで酷いものじゃなかったらしい。けどまあ、戦闘はさせないようにしないとな。レッドウィスプが現れたら、俺1人で対処しよう。

 そんな決意を悟られたか、フィニスが身を寄せてくる。「やっぱり頼りになる~~」と小声で言ってくれて、ますます力が漲るオスとかいう単純な生物。

 シャベルをギュッと握りこみ、フィニスを守るように1歩先を歩き始めた。


 ………………

 …………

 ……


 ただそんな気合も虚しく、拍子抜けするほど何事もなく温泉に着いたよね。

 レッドウィスプの出現率、意外と低いんか? だったらドロップ(炎結晶)が欲しい時は、エンカウント狙いに徘徊しなくちゃいけないかも。


「ありがと~~。それじゃあ早速~~」


 服を脱ぎ始めるフィニス。っとと。後ろを向くべきか、とも思ったけど。送迎代に拝ませてもらおうと考え直す。俺も少しずつ自分の欲望に正直になってきた。まあ何せ、この島では逮捕されないし嫌がられもしないからね。

 ブルンと大暴れしながら飛び出したフィニスの双子山。肌色の頂と、大きく広がった輪っか。見ただけで股間がふっくらし、下着の生地を押し上げてしまう。


「よいしょ~~」


 フィニスはスカートのヒモも引っ張って脱いでしまう。お乳が邪魔で、腕を下に回すようにしてたよね。まあ、あの大きさは暮らしに支障が出るわな。


「……」


 下着は脱がずに、そのまま湯舟へと向かうフィニス。うーん。


「フィニス。それって脱がないの?」


 スケベ心で言ってるワケではない。1つ確認したかったのだ。


「え~~? そりゃそうだよ~~。赤ちゃんの穴はあまり他人に見せちゃダメだから~~」


 やっぱりそうか。前にポーラが同様のことを言ってたけど……島のコモンセンスみたいだ。となると、あの島民たちが集まる湖でも、みんな下着を穿いて入浴してたってことだろう。最初に行った時は、流石にモブ女性たちの股間までは注視してなかったから気付かなったが。

 となると。俺も股間を隠したまま混浴できたってことか。まあ……この事実を知ったとして、実際にするかは別問題だけどな。フィニス1人の裸でこの勃ちようだし。


「アキラも~~脱がないの~~?」


 ……どうしようか。逆に考えると、このラスボスと混浴して欲望に打ち勝つことが出来たなら、他の人とも入れる公算が高い。そうしたら、シェレンさんやポーラとこの温泉で家族風呂なんて未来も紡げるかも知れないな。


「分かった。一緒に入ろうか」


 勇気を出した。

 そして一思いにシャツとズボンを脱いだ。ズロースの中のスティックが邪魔で少し脱ぎにくかったけど、なんとか準備完了。


 先に入るフィニスの背を追い、俺も湯船に体を沈める。ああ。さっきも事故で入ったけど、やっぱ良い湯だ。全身の毛穴が開いていくような快感を覚える。


「こんなに熱い水に入ったことなかったけど~~~気持ち良いね~~」


 フィニスも気に入ったみたいだ。

 まあ、早くも顔が少しだけ紅潮し始めているところを見るに、体の方が慣れるには時間かかりそうだけど。

 ……湯あたりしないように気を付けておいてあげないとな。


「しかし」


 ドタプン爆乳が透明な湯の向こうに鎮座している。本当になんという大きさなんだろう。グラビアアイドルとかでも、勝てる人はそうは居ないだろうな。


「アキラのは~~小さいよね~~」


「え?」


 お乳から視線を上げてフィニスの顔を見ると、逆に彼女は俺の胸元に視線を向けていた。ああ、なるほど。貧乳疑惑の話か。


「アキラの居た世界では~~それが普通なの~~?」


「うーん。大きい人も俺くらいの人も居たって感じかな」


 ウソは言ってない。それが性差によるものだということを言ってないだけで。


「そうなんだ~~不思議だな~~」


 俺からすると、住民全員が爆乳の島の方が不思議極まりないけどな。


「遠い世界から~~この島に来て~~寂しくない~~?」


「ああ、まあ。恋しくなることはゼロじゃないけど」


 神隠しみたいな感じで、生きたままこっちに来たならアレだけど。死んだ後にワンモアチャンス貰ってるから、理不尽感が無いのも大きいんだろうな。どんな環境でも生き直せてるだけマシっていうか。


「みんな良くしてくれるし。どうしようもなく寂しいとかはないよ」


 シェレンさんにポーラ。エレザや、アティ。そして目の前のフィニスもそうだ。


「それは~~アキラが優しいからだよ~~」


「そう言ってくれるのは嬉しいな」


「本当だよ~~? 今日だってアタシのために~~ジャケットを作ってくれたり~~ウィスプから守ってくれたり~~」


 言いながら、にじり寄ってくる。爆乳の先っぽが俺の肘に触れた。ドクンと鼓動が跳ねる。


「今だって~~温泉まで護衛してくれて~~」


 ついには腕を取られて、胸の中に閉じ込められた。出る。マジで出る。湯船に自分のアレを撒き散らしてしまうのは抵抗感が凄くて。思わず湯船から腰を浮かせて、岩の上に座った。だけどフィニスもそれについてくる。


「いや、ほ、ホントに」


 言いかけて……フィニスの爆乳の先っぽから、何かが出ているのに気付いた。ジュワッと沁み出すような液体。


「あ! 母乳だ~~! 出たよ~~!」


 嬉しそうなフィニスだが、俺は鼻血が出るかと思うほどの興奮に包まれた。理性が火花を散らして弾け飛びそうになってる。


「やっぱり体をあっためるの~~効果あったんだ~~!」


 そのまま彼女は自分の乳房の先の方を掌で包み、搾るようにする。また少し滲み出してきた白い液体。


 ――プツン


 という音を、頭の奥で聞いた気がした。

 気が付けば、俺は彼女の乳房へ顔を近づけ、


「あ、吸いだしてくれるの~~?」


 その最後の(歓迎されているような)セリフがダメ押しとなり。

 口を大きく開いて、フィニスのお乳を頬張った。

 

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