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プロローグ

「え、、、?」

思わず聞き返さずにはいられなかった。

「いや、、別れよって、、」

冗談で言っていないことは、彼の気まずそうで申し訳なさそうな顔を見ればすぐにわかった。冗談で言うような人ではないことも私が1番わかっていた。

私はどんな顔をしているのだろう。

次の言葉をなかなか紡ぐことができない。

急に脈を打つ音が大きくなる。

「、、理由は??」

ようやく返せた言葉はこれだけだった。

彼の目を見ることができず、私の視界には固く色のないアスファルトがいっぱいに広がっている。

さっきまで楽しかったのに。今日の数学難しくてわからなかったとか、もうそろそろ夏休みだねとか、その前に期末テストだとか、どうでもいい話を2人でにこにこ笑って話していたじゃない。

いつから別れようと思ってたの?いつから別れ話するつもりだった?さっきまで笑っていたのは嘘?

私すごい惨めだ。馬鹿みたい。彼がそんなこと考えてたなんてわからなかった、気づけなかった。恥ずかしさで顔が熱くなっていくのがわかる。

私の中で渦巻いていた様々な考えや感情は、彼の一言で無に帰した。

「、、ごめん」

この瞬間もう無理なんだと悟った。

もうこれ以上は何も教えてくれないということだ。何も聞かずただ別れてほしいということなのだ。

他に好きなやつがいるんだという可能性が浮かび、涙が溢れそうになる。

泣いてたまるか。絶対に泣かない。

私の薄いプライドで涙をこらえながら「わかった」と返事をするのが精一杯だった。

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