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遊びたい盛りの暴君  作者: 豚家 
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冒険者協会5

「よっしゃっ、さっそくやろうぜ。どいつからやるんだ?」

「対戦相手は依頼を受注した順で行います。一組目は紅の旅団、冒険者ランク2の4人組若手チームです」

やる気満々のアルフリードに対してソレイユが説明する。依頼を受注したのは若手の冒険者達が早かったため、模擬戦の序盤はランクの低い者たちが相手となる。紅の旅団は男4人の冒険者チームだ。ランク2に上がってから着実に依頼をこなしているためランク3に上がるのも時間の問題だと言われている期待の若手で前衛の剣士が二人に中衛の槍使い後衛の魔術師でチームを組んでいる。

「それでは、位置についてください、始めっ!」

審判を務めるエリスの掛け声とともに模擬戦が開始すると同時に紅の旅団は前衛二人が駆け出し左右両方からアルフリードへと斬りかかる。棒立ちだったアルフリードは、剣が届くよりも先に二人の顔を鷲掴みにしそのまま地面へと叩きつける。二人の剣士は抵抗する間もなく地面に叩きつけられ倒れ伏した。

「おっと」

二人を相手している間に呪文を唱え終わった魔術師から火球が飛来する。アルフリードはそれを腕力に物を言わせ腕の一振りでかき消した。

「そんな!?」

火球を放った魔術師から驚愕の声が上がる。槍使いは魔術師を守るようにアルフリードとの間で構えている魔術師が再び呪文を唱え魔法陣を構築し始めると槍使いは距離を詰め槍を振るう。アルフリードは槍使いの薙ぎ払いを足で止めると、そのまま跳躍し顔面に蹴りを食らわせ槍使いを倒す。そして、魔術師との距離を詰めると腹へと突きをお見舞いし紅の旅団をすべて倒してしまった。

「そこまで!勝者第二王子殿下」

エリスの掛け声により模擬戦一戦目が幕を閉じる。すぐさま冒険者たちが紅の旅団を回収すると、サラが回復の魔法を掛ける。四人ともすぐに意識を取り戻し、お礼を述べると観覧席へと向かっていった。四人の無事を確認するとすぐさま次の対戦へと移っていく。




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