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遊びたい盛りの暴君  作者: 豚家 
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ティラノ襲来

ジュラスの町へ向かう途中ラプトルの群れに襲われていた商人一行の助太刀をしたアルフリード達は、商人達と共にジュラスの町へと向かうことにした。

「私はジュラスの町で商人をしているランドと申します。改めて先ほどは助けていただきありがとうございました。ジュラスの町までよろしくお願いしますね」

「こちらこそよろしくお願いいたします。私はソラと申します」

「私はサラです」

「俺はアルフリードだ」

商人の男が名乗ったのに対してアルフリード達も自己紹介をした。

「俺たちは冒険者パーティ風の導きだ。俺がリーダーをやってるザック」

「俺がジョッシュ」

「俺はニック」

「俺はサイモン」

「俺はベン」

それぞれ自己紹介を済ませると、再び町を目指しアルフリード達と出発した。二頭の馬が荷馬車を引き進んでいく。御者席にランドが座り、アルフリード達や風の導きのメンバーは荷馬車の周りを囲み守るようにして街道を歩む。周囲を警戒しつつ、時折他愛もない会話をする。会話の内容はソラとサラに関することばかりだ。風の導きのみんな絶世の美女であるソラとサラのことが気になっているようで、ソラとサラの気を引こうと話しかけている。しかしソラとサラは素っ気ない返事をするだけで、興味がないことを隠そうともせずアルフリードの側を離れない。そうこうして進んでいると、荷馬車の前を進んでいた風の導きの斥候であるジョッシュが声を出した。

「止まれ、森側警戒、何かいるぞ」

ジョッシュの声に合わせてランドが荷馬車を止める。森を警戒し構えていると、ドシン、ドシンという足音が聞こえてくる。どんどん足音が近づいてきて森から姿を見せたのは、恐竜ティラノサウルスだ。巨大な口からダラダラと涎を垂らし鋭い眼光は荷馬車を引く二頭の馬を見つめている。

「ぶるるるっ」

ティラノサウルスに睨まれた馬達は震えてしまっている。

「ティラノか、俺たちに任せろ。アルフリード達は馬車の守りを頼む」

「了解」

ザックに対してアルフリードが返事をした。アルフリード達が荷馬車の周りに付くと同時に風の導きは陣形を整えてティラノサウルスと対峙した。先に仕掛けたのはジョッシュだ。弓を構えて矢を引き絞るとティラノサウルスの目を目掛けて矢を放つ。放った矢は高速で飛び見事に目を捉えティラノサウルスの片目を穿った。

「グウォォオォォオ」

片目を貫かれたティラノサウルスは悲鳴を上げ、頭をブンブンと振り回す。その隙に足元へ入り込んだザックとニックが魔力で強化した剣でティラノサウルスの足を斬りつけた。二人の剣は足を深く切り裂き

ティラノサウルスは倒れた。倒れたティラノサウルスは目の前にいたベンに噛みつこうと大きな口を開くがサイモンが盾で顎を殴り閉じさせる。

「準備できたぞ」

ベンが告げると残りの風の導きのメンバーはすぐに離脱した。そこへ、ベンが魔術を放つ。

「雷撃」

ベンの持つ長杖の先に構築された魔法陣から飛来した雷の一撃は、ティラノサウルスの巨体を貫く。雷に貫かれたティラノサウルスは、バタンと倒れて動かなくなった。

「よっしゃ いっちょあがりっと」

ティラノサウルスの絶命を確認したザックたちはティラノサウルスを魔法の鞄にしまうと荷馬車の方へ戻ってきた。

「待たせたな」

「見事な連携だった」

「ありがとよ」

戻ってきたザックにアルフリードは称賛の声を掛けた。ティラノサウルスを仕留めた一行はジュラスの町へと再び進んでいく。






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