森の依頼
野兎を弓矢で仕留めたアルフリードは、死んだ野兎に近寄ると足を持ちぶら下げ頭に刺さっている矢を引き抜いた。すると、矢が刺さっていた傷口から血がボトボトと溢れ出す。
「久々の弓だったが、あんまし腕は鈍ってねぇみたいだな。ソラ、コイツの血抜きと保管してくれ」
「承知しました」
アルフリードから野兎を受け取ったソラは魔法を使い野兎の血抜きを行う。野兎から血液が意思を持った様に出てくると血の球体を作っていく。数秒で血抜きが終わりソラは魔法で地面に穴を開けるとその中に血でできた球体を埋めた。そして、血抜きを終えた野兎を闇の中へとしまった。
その後もアルフリード達は猪の魔獣と薬草を求めて森の中を進んでいく。サラが森の少し開けたところに薬草を発見した。
「アル様ぁ薬草見つけましたよ〜」
「おっしゃ、これで依頼一つは達成できるな」
「よく見つけましたね、サラ」
「でしょ〜」
サラはソラに褒められて嬉しがっている。薬草を見つけたアルフリード達は手分けして薬草を採取して行く。薬草を採取するときは根っこは抜かず茎から採る。こうすることで薬草が時間と共にまた生えてくるからだ。依頼に必要な量を採り終えたアルフリード達は猪の魔獣を探して進みだした。
「いた」
猪の魔獣を見つけたアルフリードがつぶやいた。視線の先にいるのは体長3メートルにもなる巨大な猪だ。ただの猪と違うところは魔力を保有し、身体能力が強化されているとこにある。
猪の魔獣は牙を使い地面を掘り返し餌を探しているようだ。アルフリードはすかさず弓を構えると、矢に魔力を込めていく。アルフリードと猪の魔獣の距離約100メートル、アルフリードは限界まで弦を引き絞ると猪の魔獣へと狙いを定め矢を放った。
アルフリードが放った矢は高速で飛翔し見事に猪の魔獣の脳天に突き刺さった。
「よしっ 一発だ」
猪の魔獣を仕留めたアルフリード、そして、それをソラが野兎の時と同じように後処理をして闇の中にしまう。
猪の魔獣を仕留め、薬草も採取したアルフリード達は町へと帰還した。




