森林
〈風の導〉と別れたアルフリード達は迷宮に来ていた。ソラの書いた地図で最短ルートを通ってきた為然程時間は掛からず迷宮の五階層に辿り着いた。階層主の部屋に入っても前回の様に骸骨の戦士は現れなかった。どうやら一度倒した相手の元には階層主は出現しない様だ。アルフリード達は階層主の部屋を素通りし、奥へと続く扉を開く。扉の先には階段があり下の階に繋がっている。アルフリード達が階段を下るとそこは、五階層までの洞窟とは違い、森林だった。
「洞窟の下に森林ってどうなってんだ!?」
「話には聞いていましたが、すごいですね。」
「不思議ですねぇ」
アルフリードもソラとサラも迷宮の環境がガラリと変わったことに驚愕した。だが、すぐに意識を切り替えてアルフリード達は森の中を進んで行く。森の中を進んでいると草むらの中から突然何かがアルフリードに向かって突撃してくる。アルフリードは突撃してきた魔物を剣で受け止めた。
「何だコイツ?」
「頭突きウサギですね。脚力を活かし石の様に硬い頭で頭突きしてくる魔物です。」
ソラがアルフリードに魔物の説明をすると再び頭突きウサギが突撃してくる。アルフリードはそれを躱しウサギの横を取ると首を一刀両断した。首が切り別れた頭突きウサギは魔石に変わる。
「スケルトンやゾンビに比べると可愛いので不快感はありませんねぇ」
そんな呑気なことを話しているサラの背後に忍び寄る影、影は木の上から背後を取り確実に仕留めようと首筋に噛み付こうとする。あと少しで噛み付く瞬間サラが高速で動き、影を捕まえる。
「あー蛇さんだぁ、ダメですよ、もう」
サラに捕まった蛇の魔物は瞬く間に灼熱の業火に焼かれ魔石に変わった。六階層は森林なので決まった道が無く四方八方から魔物が襲ってくる。
「今までより注意が必要な様ですね。」
サラが蛇の魔物を倒したのを見てソラが注意を促す。
「よし、どんどん進むぞ」
アルフリードがそう言うと、アルフリード達は森の奥へと足を進めていく。




