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遊びたい盛りの暴君  作者: 豚家 
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迷宮2

二階層を探索中に叫び声を聞いたアルフリード達は叫び声の聞こえた方向に駆けていく。アルフリード達が到着した場所は部屋のような造りになっていてその中は、スケルトンで溢れかえっていた。

「誰かー助けてくれー」

部屋の奥から助けを求める声が聞こえる。しかし、スケルトンに阻まれてアルフリード達からは姿が確認できない。

「うぉらぁ」

アルフリードは力に任せて剣を振るうとスケルトンを次々とまとめて薙ぎ払い道を作っていく。スケルトンを薙ぎ払いながらしばらく進むと、助けを求める冒険者たちの姿が見えてくる。どうやら、四人組で十代前半の若い冒険者チームの様だ。壁に背を預け負傷し横たわっている少年を守るように三人の少年が前に立ち必死に武器を振りスケルトンから身を守っている。スケルトンを少しづつ倒しているがあまりの数に押されている。大量のスケルトンを相手に少年たちが何とか持ちこたえていると、スケルトンの集団の一部に道ができる。そこからアルフリード達は少年達の元へとたどり着いた。

「ソラとサラはこいつらを頼む」

アルフリードはソラとサラに少年たちを任せると、部屋を埋め尽くす程のスケルトンを殲滅しにかかる。スケルトンの群れに突撃すると、縦横無尽に駆け回るアルフリードが通り抜けた場所から次々にスケルトンが魔石に変わっていく。みるみるうちにスケルトンの数は減り部屋に居たスケルトンはやがて全滅した。

「ふぅ、もう終わりか」

アルフリードはそうつぶやくと少年たちの元へ向かう。

「どういう状況だ?」

「どうやら宝箱の罠にかかったようですね。一人が重傷を負っています。」

アルフリードにソラが答える。

「治してやれ」

「承知しましたぁ」

アルフリードが命令すると、サラが重傷を負い横たわる少年の側に屈む。そして、回復の魔法を使う。人前であるため魔法を使ったことが悟られないように幻術で魔法陣を描きあたかも治癒の魔術を使っているように偽装しながら。回復の魔法を掛けられた少年は何事も無かったかのように健康な状態に戻りやがて目を覚ました。心配そうに見ていた仲間の少年達は治った仲間を見て笑顔になる。

「助けてくれてありがとう。もうダメかと思った」

チームのリーダーであろう少年がアルフリードに声を掛ける。

「まあ、助けたのはついでだ気にすんな。ただ宝箱と魔石は貰うぞ」

アルフリードは少年達を助けようと善意で駆けつけた訳ではなかった。ただ叫び声が聞こえた先に何か面白いことがあるかもしれない人思いやってきただけだ。少年達を助けたのはアルフリードの言葉通りついでだった。駆けつけた結果、宝箱と大量のスケルトンに出会えたのでアルフリードとしては満足している。

「もちろん、宝箱と魔石は全部あんたらのもんだ魔石は俺たちが集めておくよ」

そう言うと少年達は部屋中に散らばる魔石を拾い集めアルフリードに差し出した。その間ソラとサラは宝箱に他に罠がないか確認していた。

「アル様、他に罠は無いようです。」

「そうか、じゃあ開けるぞ。」

ソラから報告を受けるとアルフリードはソラとサラそして少年冒険者チームに見守られながら宝箱を開ける。宝箱の中には指輪が入っていた。

「これは、指輪型の魔道具ですね。詳しい効果は調べないとわかりません。」

指輪を見たソラが呟く。アルフリードがソラに指輪を渡すとソラは魔石と一緒に袋にしまうふりをして闇の中にしまった。

「俺達は先に行くから、そんじゃあな」

「本当に助かった、気をつけて。地上で会ったら是非お礼させてくれ。」

アルフリード達は言葉を交わすとそれぞれ下の階と地上を目指して進み始めた。








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