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Eonian Gait  作者: 「S」
第一章 14歳の春、僕は君と走り出した――。
16/16

第一章幕間 『永遠の誓い、永遠の歩み』

「……」


 気づけば、深い回想は終わって、自宅前の玄関に立っていた。

 明かりのついた家。見るからに誰かがいるのがわかる。



 ――あれから2年、高校1年生。



 今でも創作活動を続けている。



 今まで一人だった僕が――。



 それはきっと――、



「ただいま」


 ドアノブを掴み、帰宅する。


「おかえりなさい」


 優しい微笑みを浮かべて現れる『彼女』。

 だから僕も、微笑ましくも思ってしまう。


 あの日、誓い合った言葉。

 永遠の愛。永久(とわ)の歩み。



 ――『Eonian Gait』。





 そう――。



 僕はもう、一人じゃない――。



 ――君と僕。

  寄り添って歩く僕らの旅はまだ、終わっていない――

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