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侵法録  作者: かぶじぃ
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神の陰謀

-プロローグ-

西暦2213年 大惨事を引き起こした。

あれから日本の科学は発展を続け、最新の武器や機械などを世に送り出してきた。

しかし今の日本ではまだ、超能力や魔術といった異能の力の開発には至っていない。一部のアニメ好きなどからは、異能の力を開発してほしいとの声が上がったが、日本の経済を揺がすものだという声に圧倒され、開発は中止になった。

この世界はまだ異能の力が存在しない世界。

これからも日本の科学は発展を続けるだろう。今の日本でもそうだが、当たり前のように

勉強し、高校・大学と進学して卒業したら死ぬまで働く。これの何が楽しいのだろうか?

世界は広いのだからこう考える人間もいるだろう。日本にもこの考え方を盛った少年がいた。

名を『篠崎しのざき レイ』

この考え方が自分の人生を大きく変えることになる・・・。



西暦2300年。7月10日。

エアコンのきいたとある学校の1室で僕は友人の晴人はるとと共に1枚のプリントを

仕上げようとしていた。

『学校生活アンケート』

これほど難しいプリントなど他に例を見ない。そう思うとてもじゃないが落ち着いてなんか

いられなかった。なぜこんなことをしているのかというと・・・。

授業中に先生の前で厨二病発言を連発したら、それを聞いて不審がった先生がほかの先生に

しゃべり、最終的に生徒指導室にて罵声を浴びせられ、念のためにと『学校生活アンケート』

を手渡された・・・というのが今までの流れだ。

先生には「このプリントでお前の人生が大きく変わるだろう」という謎の宣告。

(変わってくれた方が良いんですけど・・・・。)

しかしこれのせいで、内申に嫌なことは書かれたくない。そう考えた僕は嘘をつくことにしました。そう考えた直後、晴人が

「そんなもん、適当に書いとけばいいんだぞ。これに何が重大な意味なんてないだろうし。」

「甘いね、晴人。結果によっては、僕がこれから問題児扱いを受け、不幸な人生を歩むハメに

なるかもしれないんだぞ!」

はるとの言葉を全力で否定し、僕はもう一度『学校生活アンケート』に目をやる。

最初の問題には、『1、学校生活は楽しいですか? はい・いいえ』

・・・。楽しいわけないじゃん・・・・・。

当てはまる方に丸をつけろというものだ。簡単、簡単。

僕は震える手をぐっと掴んではいに、丸をつけようとする。しかし、ここでふと、気付く。

ここで嘘を書けば、いろいろとまずい・・・。かといって、いいえに丸をつければあの病気に

陥ったことがばれてしまう・・・。

『厨二病』

ゲームとアニメの多大なる影響で僕は数ヶ月前からこの病気に感染。

ある意味、闘病者というわけだ。治ることはないだろう・・・。

面倒臭いし1問目は、後回しだ。

2問目。『2、異世界はあると思う? はい・いいえ』

・・・。言葉も出ない・・・。

何が知りたいの?僕を試したいの?

「このアンケート、2問目で学校生活の域、超えてない?」

「確かに・・・。」

僕も晴人の意見に同意する。僕への挑戦か。おもしろい。

「まあ、問題はこれだけだしすぐ終わるだろ?」

・・・・・・・。

「あ、ごめんなさい。あなた何とか病でしたね。○をつけれますか~?」

(春人の嫌がらせは、いつものことなので放っておく。)

問題はこれだけだというのに解けない。

厨二病のなにが悪い。日本の憲法で表現の自由は認められているはず・・・。

1の答えはどっちでもいいとして、2でいいえに丸をつけないと頭のおかしい奴だと思われ、休日に親と一緒に

学校を訪れ、長い説教を聞かなければならない。

面倒だし待ってもらっている春人にも悪いので、正直に丸をつけることにした。

結局、丸をつけるだけに2時間以上かってしまった。


 時は夕暮れに差し掛かり、昼間の暑さを忘れ指すような気持ちのよい風が吹いていた。

あのあと僕は学校生活アンケートを無事先生のところまで届けこうして春人と一緒に下校している。

春人とは、家も近く子供の頃からよく遊んでいた。

親同士も仲が良く春人の家に泊まったこともよくあった。

小・中・高と同じ学校に通い、クラスメイトからは仲の良さが異常だと

言われたこともあったっけ・・。

商店街の角を曲がり終えたときはるとが級に口を開いた。

「お前、あのあと職員室にあのプリント届けに行ったんだよな。」











最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は途中までですが。後ほど投稿させて頂きます。

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