~第二の人生の過ごし方~
時は遡り1945年4月30日ソビエト軍がすぐそこにまで迫っているなか、総統地下壕にて神経衰弱に陥っていたヒトラーは、軍医から確実に死ねるようにシアン化合と拳銃を受け取っていた。
「もはやこれまでか...」
エーファと結婚して40時間ほどが過ぎてからヒトラーは物思いにふけっていた。そして、午後3時ごろ...
「もはや、生き返ることはなかろう」
その後、ワルサーPPKをこめかみに押し付けて引き金を引いた。彼の物語はここで終わるはずだった。だが...
再びまぶたを開けると、そこには今まで見てきたコンクリートの天井ではなく見慣れない天井があった
「どこだ、ここは?」
うつろな意識の中、彼は自分の体に表れた変化に気づいた、それは以前の彼から考えれば信じられないくらい声が高くなっていた。
「どうなっているか、分からないがあそこの鏡で確認してみるか」
そこで、彼は自分の身に起こったことに絶句した
「どうなっているのだ!女になっているではないか!」
そう、彼、いや彼女は女になってしまったのである。それも、金髪の美少女になってしまったのである。だだ、残念なことに女性独特の胸の起伏は全くなかった。
「うぅぅむ、とりあえず落ち着かねばな。まずは、自分の今いる状況を把握しないと、まずこの机に置いてある本を見る限りここは日本と言うことで間違いはなさそうだな。さらに、この体の元の持ち主の記憶は少しだけ共有されている。まぁ、こんなものか....」
「しかし、この時代背景がわかるまでは私の存在を隠さなければ」
そんなことをしているうちに、下の階から母親とおもわれる声がした
「早く降りてきなさーい」
「はーい」
(こんな感じで大丈夫だよな...)
下の階に降りていくととてもきれいなドイツ人女性が食事を作っていた
「アンナ、ドイツから引っ越してきてから初めて学校に行く日なんだから寝坊しちゃダメでしょ、ほら、敏行さんも何か言ってあげなさい」
そう言われた日本人の男性はおもむろに新聞をたたみ、こちらを見てきた
「そうだぞ、エーファの言う通り、まずは第一印象が大事だからな」
この二人は、この女の子の親で、母は三浦エーファ、父は三浦敏行、そう、彼女はハーフだったのだ、母親の血が濃すぎて父親の面影はみな無であるが
(エーファだと!?これは、偶然か?もしくは私がこの世界に来た理由が...まぁ今はあまり詮索しないでおこう)
「黙ってないで早くご飯食べて制服に着替えてきなさい アンナ」
ご飯を食べ終えてから、なんとか学生服を着た後、母親に連れられて学校に向かった
「しかし、これが桜か。写真では見たことがあったがこれだけ咲いているときれいなだな~」
そんなことを言いながら、歩いていると学校が見えてきた。これからこれから通う学校が....