デザイン②
「ベア、ごはん出来たよ。チャッピー起こして、下の部屋に来て~。」
私は、ダイニングテーブルにごはんを置きながらベアへそう言った。
『分かったー!!』
今日のごはんは、唐揚げとキャベツと白ごはんだよ。
ベア達は、食べられるかな?
『星羅ちゃん、連れてきたよー。』
「ありがとう。」
『うわぁ、何これ?すっごく美味しそう!!』
「白ごはんと唐揚げっていう鶏肉を揚げたものとキャベツだよ。」
『へぇー。』
「ベア達、食べられる?」
『うん。魔法を使って、食べるから大丈夫。』
『美味しそうチャー!!』
「じゃ、挨拶しよっか。」
『『うん!!』』
「『いただきます!!」』
今日の唐揚げは、大成功。
美味しいなぁ…と思いながら、食べていたら箸が浮いていた。
『美味しいね!!』
『初めて食べたチャー!!』
「ありがとう。魔法って、箸を浮かせる魔法だったんだ。」
『うん。』
ごはんを食べ終わり、部屋に戻ってさっきのデザインの続きをした。
ここは、この色にして、ここは…こうしよう。
そして、やっと出来上がった。
「ベア、出来上がったよ。」
『お疲れ様。ありがとう。』
『見ても良いチャー?』
チャッピーは、早く見たいらしくソワソワしている。
「うん。」
2人共、私がデザインした服を見ている。
ちょっと、地味だったかなぁ…。
『星羅ちゃん、すごいね!!』
『格好良いチャー!!』
私がデザインしたのは、マント。
2人が着やすいように、被るだけで良いようにした。
表は、黒色にしたの。
それぞれのマントに、2人のシルエットを入れてみた。
内側は、チャッピーは赤色、ベアは黄色にした。
実際、つくるのは大変かもしれないけど…。
「ありがとう。2人も手伝ってくれる?」
『手伝うよ!!』
『俺も、頑張るチャー!!』
「明日から始めよう。」
まずは、材料を揃えなくちゃ。
明日、学校がお休みだから買いに行こう。