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ベアのお願い
かき氷を食べながら、考えていた。
2人の魔法って、攻撃がないよね…?
どうやって、退治するのかな…。
「敵への攻撃って、どうするの?」
チャッピーは、待ってました…という風に私を見てきた。
『それは、秘密チャー。ベアは、攻撃が出来ないんだよ。どんなに悪い人でも。だから、俺が攻撃するチャー!!』
「そうなんだ…。私にも出来る事があったら、教えてね。」
『うん。』
『星羅ちゃん、早速お願いしても良い?』
ベアのお願いって、何だろう…?
「うん。」
『私達の魔法使いの服をつくってほしいの。』
「魔法使いの服…?」
魔法使いの服って、どんな服なのかな?
『机に乗っていた本には、そう書いてあったよ。お願い!!』
そういえば、さっき私が読んでいた本をベアが見ていたなぁ。
頑張ってみようかな。
「分かった!!」
『ありがとう!!』
ベアは、ニコニコしていて嬉しそう。
チャッピーを見ると、床で眠っていた。
「チャッピー、風邪ひくよ。」
『チャー…。』
きっと疲れているんだ。
私のベッドへ入れてあげた。
「服のデザインを考えるね。」
『うん。』
私は、魔法使いの服のデザインを考える事にした。