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2人の会話
ベア達の事を考えながら歩いていると、男の子に話しかけられた。
『羽生さん、おはよう。』
この声は、私の大好きな人の声。
「中島くん…。」
『元気ないけど、大丈夫?』
「うん…。ベア達が、魔法を使えなくなったみたいなの。」
おさるさんは、大丈夫なのかな…。
『あっ、それ…。おさるさんも言ってたよ。』
やっぱり、そうなんだ…。
「おさるさんは、何て言ってた?」
『いつか、こんな日が来るって思ってたらしいよ。だけど、翔太がいるなら良いって。』
おさるさんは、優しい子だね…。
「そうなんだ…。チャッピーが、おさるさんに会いたいって。」
『学校帰りに、羽生さんの家に連れて行っても良い?』
「うん…。」
朝、部屋を散らかしたままにしてきた気がする…。
帰ったら、急いで片付けようと思いながら、中島くんとお話していた。




