くろぴーの家①
星に乗って、空を飛んでいたら『ちょっとスピード上げるよ。』と言われた。
「えっ、ちょっと待って…。」と言ったけど、聞こえていないらしく…スピードはどんどん上がっていく。
このままじゃ吹き飛ばされちゃう…と思った私は、とっさに中島くんの腰辺りを掴んでしまった。
「あっ、ごめんねっ!!」と慌てて言ったら、『大丈夫だよ。しっかり掴まっててね!!』と言ってくれた。
それを見ていたチャッピーが、『ラブラブチャー!!』と叫んでいる。
チャッピーは、後でゲンコツをしないといけないな…と思いながら、中島くんの背中を見つめていた。
やっと街に着いたらしく、星は1つの建物の前へ降りた。
『皆、お疲れ様。』
『ありがとう。』
「助かったよ。ありがとう。」とお礼を言うと、『また迎えに来るね。』と言って、どこかへ行ってしまった。
『ここがくろぴーの家だよ。』とベアが教えてくれた。
レンガで出来ていて、他の家より小さめみたい。
『早く行きたいチャー。』
『だけど、お土産ないけど大丈夫ウキ?』とおさるさんの一言で、しまった…と思う私。
「何か買いに行く?」と言うと、『魔法で、くろぴーの好きな物を出してあげるから、大丈夫。』とベアが言った。
「そっか。」
『じゃ、行くよ。』と言って、インターホンを鳴らしたベア。
くろぴーが私達を見て、どんな顔をするのか楽しみだった。




