公園③
チャッピーが涙ぐんだベアを見て、こう言った。
『ベア、俺に任せるチャー!!』
『チャッピー…。』
チャッピーって、頼りになるペンギンだなぁ…と改めて思った。
『まずは、ベアのマントを犬に着せてチャー。』
『う…うん。』
ベアは、戸惑いながらチャッピーの指示に従う。
『ベアと星羅は、俺が守るチャー!!』
『どうして、ペンギンが人間にそこまでするんだウキー?』とおさるさんは、不思議そうにしている。
『いきなり人間界に来た俺達に、優しくしてくれたからチャー。』
『そんなの見せかけだけだウキー。俺の飼い主は、捨てたんだ!!』
そうだったんだ…。
きっと、おさるさんは、寂しかったんだね…。
『おさるさん!!』とベアが呼んだ。
『何だウキー?』とこっちを向いた所で、ベアが魔法を使った。
「ベア、何してるの…?」
『おさるさんを、優しい子に戻すの。』
ベアは、本当に優しい子だなぁ…と思う。
『やめろウキー!!』とおさるさんが、攻撃してきた。
風がビュンビュン吹き出して、ベアを吹き飛ばそうとしている。
『わぁー、助けてー!!』
「ベア、こっちに!!」と言うけど、手が届かない。
『チャー!!』とチャッピーが叫んで、水が出現した。
その水は、私達の方に来ないようにおさるさんの方へ向かった。
『ウキー!!』とおさるさんが溺れかけている。
助けなくちゃ…と咄嗟に思った私は、水の方へ向かったのだった。




