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六話まずはともかく今を生き抜く

「はあ、はあ、くっそ!」


リュウカは走っていた。

どこをって?湖の近くの森。背中に迫るモノから逃げるように。

たくさんの木々の枝を使って猿のように飛んで、時には枝から枝へと飛び移って、


バキッ


「あ」


もちろん落ちたりもする。


「うわああああああ!!???」


-----


『とりあえずミリューの湖でくらしておれ。

今なら他に住む竜たちの相手も少しはできるだろうて。山に行けばいくらでもいるからの。気をつけるんじゃぞ。なにせ竜の匂いがした人間なんぞ珍しいからのう。』


-----


「いや、珍しいからってガチ噛みはやばいって!」


龍神様に言われて、一応母龍の元へ帰る途中に下級で体表が緑色の竜に出会ったんだ。サイズとしては俺の身長の倍。いやー下級といってもでかい。

まあ初見ってわけではないし、一応コンタクトをとろうかと手を振って見たわけよ。


結果?振った手をガブって噛まれた。血がピューピュー出て痛い。いや痛いじゃ済まない!

穴が、大きな穴が空いてる!

それからその下級の竜の口を強引にこじ開けてから腕を引き離して逃げていたわけだが。


口に魔力を貯めて一つの雫を作り、『回復の種』をこぼす。腕の穴にこぼして少し深呼吸する。


いや、結構離したはずだと思うけど、後ろ見て…よしいなーい。前も見てーよし、いないなー。

全くなんなんだよあの竜はーったく。もしやあんなんばっかりなのか!?珍しいからって追われ噛まれるのか…これは毎日がサバイバルですわ。さっさと帰りましょ。

色々な方向に走ってたから湖の方向どっちだ?

まずは木の上まで枝に飛び移り登ります。頂上までたどり着いたらそこから辺りを見回して湖を見つけます。…あったあった。

では降りて走って行きますかねー。

下も確認せずに飛び降りると


ブニッ


ん?なんか踏んだ?おかしいな、さっきまでこんなところに何もなかった気が…


グルルルゥウ


おーう緑色の体表をしたさっきの竜ではないかー。

どーしたの?目血走ってるよー?なんか悪いことあったー?

なにー?今頭に重いものが降ってきただって?

そりゃ大変だ。

何が大変か?

俺が追いかけられる。


ギャオオオオオ!!!

-----


「只今、戻りました…」


『お帰りなさいリュウカ。て、どうしたのそんなボロボロになって。』


ようやく湖までついた。さっきまでの追いかけっこの話をすると母龍は笑って返してくる。


『あら、遊んで来たのね。やんちゃできるうちにしといた方がいいわよ。今はまだ平和だからいいけど下級の竜達は時期によって激しくなるからね。私達龍とは違い理性ではなく本能で動くから。』


そんな遊びではなく俺は命がけで走って来たけどね!


『まあこれから先を考えたら他の竜達と交流を深めた方がいいわね。

明日は闘竜の儀を見に行きましょう。』


闘竜の儀?なんですかそれ?

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