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四話二者面談とスキルと龍魔法

はい、更新遅いです!ごめんなさい!

『ほう、起きたか。二人の子は。確か、リュウカ?じゃったか?』


そう言ってるのは、これまた大きくて綺麗な銀色で統一された鱗の東洋の龍。なんか念話なのにしわがれた声っていう矛盾に違和感を感じないんだけど不思議感じます。


『さて、まずは自己紹介からじゃのう。わしはこの山の長、龍神のエルグロンドじゃ。』


…龍神?

りゅうじん?あれ?目の前にいるの神さま?なるほどー長く生きてるのね〜。

いやそこじゃない!龍の神がこんな近くにいるってスゲー!多分世界征服だの調和だのなんのかんの言ってなんでもできる超龍?なんだぜきっとグヘヘ。やべーファンタジー始まってますよ!


『…なんかはしゃいどるのう。』


『こら、リュウカ!龍神様に挨拶なさい!』


「はっ!?ごめんなさい!

初めまして!天龍湖の聖龍ミリューと嵐域の覇者ゴーランの息子、リュウカです!よろしくお願いします!」


『うむ。よろしく。元気があっていいじゃないか。』


やった!龍神様には第一印象良いみたいだ!

母ことミリューはさっき寝てた麓の湖、天龍湖の主をする聖龍?らしい。父ゴーランは嵐域っていう天気が安定することのない領域での、龍同士の覇者を決める戦いの優勝者ならぬ優勝龍だそうで。これは龍神様に挨拶すると聞いて、山を登る道中、母に聞いたのだ。


龍神様に聞くこともあれば聞かれることもある。

まずは挨拶するのと俺の誕生の手伝いをしてくれたとのことなのでお礼を申し上げたいところである。今は何も持ってないが。


『ところで、ミリューとゴーランよ。少し席を外してもらえんかな?』


唐突に龍神様からの二者面談!?さすがに親として二人?二匹?に来てもらってるのにいきなり!?やばい、テンパって何も言えずに居たらどうしよう…


『龍神様がそう言うなら…』


『龍神殿、息子を怖がらせてはなりませんぞ!』


『先程のあなたに聞かせてやりたいわね』


確かに。と思ってると両親共にどっか飛んでいってしまった。


『では、いくつか質問していこうかの。』


ゴクリ。二者面談が始まってしまった…


-----


『まずは、お主は転生者かの?』


「っ!それは…そうです。」


失敗した。いきなりこの質問が来るとは思わず一発で動揺してしまった。それは…なんて言ったらその時点で肯定と同じだからもう白状しよう。


「自分は生前、多分他の世界の人間でした。名前を里加美 流華(さとがみ りゅうか)という者でした。」


『そうか。素直に話してくれて嬉しいぞ。わしの予想の一つは正解じゃな。』


龍神様は微笑み返してくれる。まあ、両親にこれを伝えるのはしんどいと思ってるけど、血が繋がってない龍神様ならまだ受け止めてくれるのかな?


『では、お主性別はどちらじゃ?』


「え…と」


あれ?そこ?そこなの聞くの?そこから聞かれると思わなかったよ?確かに重要かもしんないけどさーね、ちょっと考えてないよ?てか分かんないよ!自分でも男性の象徴ないしは、女性の秘所を探してなかったんだから!


「そのーえーと…わかりません。」


『ほう、わからないとな。面白いのう。ある程度の生物に当たる者は皆等しく性を持つと思ったんじゃが…まさか単独で子供を作れるのかの?

…まあよい、お主自身も困っておるようじゃし、主の体に聞いてみるとするかの。』


「か、体に!?」


やばい!?俺生まれて早速最大の危機!?こんな龍なんか相手に喧嘩って負け確定とか相手にならないとか、もうすでにそれ以前の問題だよ!いや、性関係だからあんなことやこんなことを…


『では、龍の真偽眼(お主の性別は)?』


「え?だからわからないと(両性別)…」


『両性か。では子が埋めるようになったら教えるように。』


え?俺両性って言われた?どっちも?

どっちも付いてないのにどっちでもあるってなんだ!おかしいだろ!そしてナチュラルに子を産めるようになったら!?キッツイわーもー。

にしてもなんでわかったんだろう?龍神さまの超龍パワーかな?

「は、はいわかりました。」


『うむ。さて次に…ついて参れ。』


おお?龍神様が下っていったぞ?なんだなんだ?

ここまでの道にあったのは…廃城…しか思い浮かばん。そこに向かってんのかな?


『よしついたぞ。ここが遥か昔、約350年程前に栄えたロシトルという国の王城だった跡地じゃ。』


やっぱり!廃城であってました!ここを住処にでもすればいいのかね?


『お主にはこの廃城の中に住む魔物達を狩って力をつけてもらうぞ。』


!?

180度違う答えに唖然ですよ!?え、なにこの城魔物がいんの?


『この城もさすがに350年もあると魔物の住処になってしまうんじゃ。まあそこに住んでる人もいないはずじゃし、中の物は全部持って行ってよし。第一にまだわしらとは戦えるわけないからのう。ここら辺で一番弱いところはこの城。そこで戦えるようになってから、竜たちと戦うようにするといい。ここに住む者はみんな血気盛んじゃからな。まあお主の姿、人族に近しいその姿を見たらまず襲ってくるであろうからな。第二にそれに関連付いてわしが駆けつけやすくすることで危険は軽減されるであろう。第三にお主はここにある書物を手に入れ、知恵を手に入れるのだ。わしらから教わることもたくさんあれど、書物を読んだ方がわかることも多かろう。お主もそのうちこの山から出て旅には出るだろうからな。』


ふーむなるほどな。とりあえず俺個人の強化をして竜たちが襲ってきても自衛できるようにとの事。次にその補助として龍神さま近くにいるとの事。そしてこの世界の知識を勉強と。文字がわかればいいけど…


『まあ龍の細胞から生まれておるお主の力は大分高いであろうが、保険として持っておけ。次元の箱』


おお?龍神さまの手が空気中に埋まってる!

これが俺を取り出した魔法の系列、空間魔法か!

スッゲー!多分あれはアイテムボックス的なやつなんだろうな!して、龍神さまが取り出したのは…


刀身が真っ赤に染まった剣…

なにこれ?悪魔の剣かしら?


『こいつはわしを倒しに来た冒険者のまあ、土産みたいなものでのういくつかはこうして保管してあるのじゃ。確か魔力が通りやすい金属の一種ミスリルを打ち、炎熱付与のコーティングをした剣だそうだ。』


よかった!これ、血じゃない!血だったら絶対これ呪われてたよ!あーよかった。


「ありがとうございます!龍神さま!」


でも剣だよ剣。しかも特殊コーティングて、これ魔剣てことか!?すごいね。いきなり魔剣て。

さすが異世界ふぁんたじー!

とりあえず持ってみましょうかね。

うわちょっと重いかな?おお…すごいね。自分で持つ剣がここまで間近だと迫力がある。適当に振り回すと、おお剣筋が光ってるよ。魔力が自動で吸収されてんのか?にしてもこれ振れば降るほど軽くなるな。もしや振ってるだけで力が強くなるのか?これはすごい!


『!!リュウカ!』


急に呼ばれてビックリした!どーしたんだろうか…あれ剣は?


『お主剣はどうした!?投げたようにも振り抜いて飛ばしたようにも見えんかったぞ!?剣が少しずつ先から風化していくようじゃった!』


ええ?風化?そんな古いのか?


「これってそんなに古いんでしょうか?」


『いや、次元の箱に入れたものは時間経過の影響は受けないはず。この剣を手に入れたときも別にボロかったわけがない。お主の能力かもしれんな。』


とすると?まさに転生チートですか!?えーと武器をなくすチート…振り回した武器が風化していくチート…


俺ヨエーー!!!なんだよその無駄スキル!ダメだ!これはまずいぞいや、龍の息子として生まれたということは、武器を使わないでも強くなるかもしれん!幸い、前世では空手を習ってたこともあり、少しは役立つかもしれん。

でもこのスキルいらねー!


『随分ともだえているのう。そんなにあの剣が欲しかったか。まあ諦めるんじゃのう。代わりに龍魔法を教えてやろう。』


それから…

俺は落ち込みながらも龍魔法と魔力の使い方の修行をした。が、あまりにもイメージが沸きすぎるため簡単すぎた。

この時に覚えた龍魔法は四つ

回復の種 龍の涙 この二つは回復系で、種は傷口に当てて再生力を活性化させる魔法。涙は体内に入れることで体内の毒を消すとこができる。消せるのは毒のみだ。

あとは二つ攻撃というか利便性というか。

さらう風 これは風を飛ばすけど、その風が戻ってくるから、ものをよせたりすることができそうで

地震わす雷 雷を落とします以上。雷おこして火を起こそうと思ってます。あと目眩しになる。

覚えて使っていると、両親が帰ってきた。

あ、また父龍がしょげてる。

なにやらかしたんだか。


『さて、今日はここまでにしとこう。

また明日ここにきなさい。明日から早速城に入ってもらうぞ。ではな。』


「はい!ご指導ありがとうございました!」


そう言うと龍神は手を振って天に昇っていった。


帰りは母龍の手に乗って帰るんだけど。いや行きもそうだったけどね、乗り心地の話。母の手の肌スベスベでいつまでも触っていたくなる!

最高の気分でした!


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