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うみマニアのやりこみ冒険記  作者: ふんにゃり
 鰯(いわし)の章
8/145

第5魚 12月23日⑤

3本目です。


今までのところでおかしい表現や誤字脱字などありましたらドンドンメッセージください。


 もちろん批判も歓迎しますYO。

 20時00分


 「よっしログインッと!」

ログインするとそこはあの遺跡の中だ。モンスターがいない所でならログアウトは可能とヘルプに書いてあったので念のため遺跡の中まで行ってログアウトしておいたのだ。


 「んじゃ早速サハギンいくぜぇ」

ヒロはウキウキとして先ほどサハギンが現れた北の崖へ向かったのだが


 「あれ?いねぇぞ?なんでだ?」

クエストウィンドウを見ると試練その②Failedと書かれてあった。


 「もしかして試練を終了報告しなかった場合失敗扱いになるのか……?」

その通りである。この特殊なクエストは失敗すると初めからになるのだ。要するにヒロはまた試練その①から受諾していかなければならないということである。


 「うわ。めんどくせぇ!でもまあしかたないか。これが試練8とかまで行ってたら俺泣いてたかもな」

そういいながらクエストを削除し再度試練その①から受諾しクリア。試練②を受けてサハギンの元へ向ったのだ。



 『ギャギャギャーーギャギャー!!』

うるさい魚だがおいしい獲物でもあるので我慢しよう!


 先ほどと同じようにサハギン相手に水魔法と槍のスキル上げに励むヒロ。

戦い続けて2つのスキルLVが15を越えた辺りからスキルLVの熟練度の上がりが低くなってきている事に気づく。


 「流石に永遠には稼げないよなぁ。まあ伸びなくなるまでは続けるけどな。こいつらのドロップも集まるし」


 ヒロがサハギンの虐殺をして集まったサハギンのドロップアイテムは既に各種50を超えている。

途中から鑑定スキルの使用をしていないことに気づいてサハギンのステータスを完全に見破れるようになるまで育てている。その後は鑑定スキルの熟練度の伸びは亀の歩みになったので止めた。


 サハギン 魚人類

 体力  270

 精神力 50

 攻撃力 35


 ドロップアイテム:サハギンのウロコ・サハギンの爪・サハギンの肉・サハギンの肝・サハギンのヒレ



 見ての通りサハギンの攻撃力は高く俺に当たれば体力が半分近く減るのだが当たらないので問題ない。

 え?ドロップアイテムが多すぎるって?俺もそう思うよ。でも実際手に入ってるんだから仕方ないじゃんか!(逆切れ)



 23時10分



 こんな感じで機械的にサハギンを倒して続けているとサハギン種であるが青肌のサハギンでは無く紫肌の個体が現れた。すかさず鑑定を使うとこんな表示がされた。


 サハギンリーダー 魚人類

 体力  600

 精神力 150

 攻撃力 80


 ドロップアイテム:サハギンリーダーのウロコ・サハギンリーダーの深爪・リーダーハート・サハギンリーダーの肉・????


 ぎゃーー!?やべぇ!強すぎるんじゃね?

サハギンの実質3倍の強さ!そして鑑定ですべてのドロップアイテムは見破れない程である。


 もちろん戦いますよ!ステータス的にはこのサハギンリーダー(以後リーダー)は俺より格上。スキルあげにはもってこいの相手なのだ。


 リーダーはヒロめがけて【水散弾】を放ってくる。精神力が高いだけあり魔法使用率が高いのだろう。サハギンの場合は魔法を使ってきても【水弾】なんで避けやすかったのだが……。


 リーダーの水散弾は横移動では今の自分の動きではどうしても当たってしまうので思い切ってジャンプをしてみる。


 バッチィィィン!!

水散弾は俺の脚に当たり俺の体力が大きく削られる。足に当たっただけで6割なのでまともに当たったら死ぬね。回復したくてもポーションなんて無いしな。やばいやばい。


 どっちにしろ死ぬ可能性があるなら槍の攻撃が届く範囲で死ぬと決めたヒロはリーダー目掛けて槍で突っ込んでいく。


 リーダーは水散弾を放った硬直で動くことができなかった為まともにヒットする。


 ズブリッ! 『ギャゴゴォォ~!』


 ヒロの槍はリーダーの腹に突き刺さり怯む。そこへ近距離からヒロが覚えたばかりの水魔法【水刃ウォーターカッター】で攻撃を加えた。



 『ギュゴォォゴゴ~』

ダメージは与えられたようで苦しむリーダー。しかしヒロが連続で攻撃ができたのはここまででヒロは嫌な予感を感じ急いでリーダから離れた。


 先ほどまでヒロがいた場所に大きな銛が突き刺さっており、地面が抉られている。


 「威力たけぇなぁおい。あんなん食らったら3回くらい死んでもお釣りがくるぞ」


 あの銛での攻撃は怖いが離れると水散弾が飛んできたので何とか近づいてみようとする。

水散弾を避けた後に俺も水魔法【水刃】を放つが遠距離であることと、属性が同じということもありマイナス補正がかかっていて思うようなダメージを与えられなかった。


 「近くで使えば属性のマイナス補正だけで済むから何とか近くに行かないとな」 リーダーの様子を伺いつつ再度スキルの鑑定で調べてみる。


 サハギンリーダー 魚人類

 体力  180/600

 精神力 60/150

 攻撃力 80


 「うん。大分削れたな。槍で攻撃すりゃあ本気の一撃あたりで15くらいだったはず。近距離からの水刃がどの位与えているのかは分からないけど何とかなりそうな気がしてきたな。リーダーの精神力の減りから察するに水散弾一発で精神15消費ってとこか。ならさっさと精神枯渇させて硬直中に止めと行きたいな」


 作戦を立てたヒロは水散弾を誘うべくわざと離れた位置を移動する。こちらの魔法は精神消費の少ない【水球】で水刃用の精神力を温存しつつチマチマやっている。


 遠くからの鬱陶しい攻撃にイラついたリーダーが水散弾を乱射してくる。


 「1回・2回・3回……4回!いまだ!」


 最初にやったときと同じように魔法の連発で硬直したリーダに槍を突き刺しすぐに水刃を放つ。


 『ギュララァァァァ……』

リーダーの絶叫が響き渡る。すぐに俺は鑑定をし体力が0になっていることを確認。

しばらくするとサハギンリーダーの体が消えて行き鑑定で調べたドロップアイテムが入手できた。

その中に????だったアイテムがあったので直接鑑定スキルを使ってみた。


 〔サハギンリーダーの技術球:サハギンリーダーが長年鍛えた技術が封印された球。

使用するとランダムで技術系スキル球を入手できる〕


 「……使うに決まってるじゃないか?俺はランダムで成功をつかむ男!

このランダムスキルもレア物を引き当ててみせる!」


そして出現したのがこちらのスキル。


技術球(技)統率:使うことで習得可能スキル一覧に(統率)が追加される

 (戦闘時効果)パーティリーダー時に仲間全体の士気を高めることができる技術系スキル。

 (特殊効果)下位の種族と交流が可能になる。

 下位種族との戦闘時ステータスに少しの補正がかかる。(なお人族には下位種族が存在しない為、特殊効果は意味を成さないので注意が必要)


 スキルを習得する場合は通常通りスキルポイントを消費する。



 またしても予定外の出来事が起きそうな予感である。

 ステータス画面の体力と精神力ですが、総合値(基礎値+スキル補正値)です。計算面倒ですので(まてw)おいおい表示がなくなるかもしれません。


 ステータス

名前  ヒロ 

性別  男

種族  トリトーン(魚神の僕)

体力  175(150+25)

精神力 135(50+85)

攻撃力 16(2+14)


装備

武器:初心者の槍

頭:なし

体:海人の服

足:ヒレ(着脱不可)

アクセサリ1:なし

アクセサリ2:なし


 (武)槍技能  LV11→LV16

 (魔)水魔法  LV7→LV15

 (技)水泳   LV25

 (技)水中呼吸 LV25

 (技)波乗り  LV1

 (技)鑑定   LV3→10

 (技)方位知覚 LV20

 (生)生け簀  LV1

 (生)釣り   LV1

 (生)船舶   LV1


所持スキルポイント:6→9


武器スキルの場合 偶数レベルごとに攻撃力2~3上昇

魔法スキルの場合 偶数レベルごとに精神力+5

技能スキルの場合 5LVごとに体力または精神力が5上昇

生産スキルの場合 奇数LVごとに生産性効率や品質に上方修正



称号:臣下にすら認められない魚神(笑)・初めての魚神島発見者

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