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うみマニアのやりこみ冒険記  作者: ふんにゃり
 鱛(エソ)の章
130/145

閑話 地上攻略組のボス討伐(ベルダンディ視点っぽい) 後編

やっぱり戦闘描写は苦手。特に終わり方が難しい!


次話予定は土曜日か日曜日です。

 パラライズダークビースト(以後ビースト)の体力が半分を切り攻撃パターンが増加するタイミングで私が今回ボスに行くのでヒロさんが貸してくれた武器があるのです。その名も《蹂躙刀じゅうりんとう・キザミ》を2本。

 ヒロさんが言うには、ちょっと強いボス周回中に討伐報酬でたくさんドロップしたと言っていました。ちなみにこの刀ですけど、私達地上攻略組が使っている最高威力の武器の1.4倍くらいの強さを持っていまして見たときは驚きましたね。


 『スク!もうすぐパターン変わるからスイッチよ!』

 『了解。おねえちゃんよろしく!』


 私はスキル【二刀流】と【残影】のスキルを使用し、ビーストに強大な一撃を食らわせようと斬りかかりました。二刀流スキルはいうまでもなく武器を2つ持って攻撃するスキルで武器の種類はナックル・弓以外でしたら適応されます。

 残影のスキルはスキル球で取得した【瞑想】と【高速移動】の複合スキルです。効果は一度だけ本体(スキル所持者)へのクリーンヒットを避ける効果と、攻撃を食らわない限り本体の75%の能力で活動できること。


 要するに私がダメージを食らわない限り私の攻撃の後にこの残影で増えたもう一人の私が攻撃を続け、一人でコンボボーナスをつなぐ事ができるのです。あと私には称号【連撃を極めし者コンボマスター】という、200回コンボをつなげることができた人に出る称号があります。称号効果はコンボ回数が50回ごとに攻撃力10%アップし最大コンボ数500を超えると強制中断となります。まさにコンボを狙う今の状況にこそ使えるのです。




 『スノウさん、姉さん。私がボス相手に攻撃を仕掛けますのでコンボが切れたら集中砲火お願いします』

 『分かったわ。ベルちゃんの得意なコンボ、久しぶりに見れるのね楽しみだわ』

 『ベルのあれならレッドラインまで減らせるわね』



 ビーストの体力はきっかり半分。一撃目を当ててからコンボが途切れるまでパターンは変わらないから大丈夫。もしコンボが途中で切れたら、反撃でちょっとどころじゃないダメージ食らいそうだけど、そんなこと今心配する事じゃない。


 私はキザミを構え、アーツを次々と発動していく。もちろん二刀流スキルだけではコンボを続ける事ができないので二刀流と相性のいいスキルを設定しています。


 『天国へ誘うコンボを味わいなさい。飛燕斬・竜墜刃りゅうついじん・スラッシュキック・飛燕斬・覇閃はせん遺影牙いえいが・スラッシュキック………』


 最初に5秒固定ディレイの飛燕斬を先に使い、ディレイ回復までの間、丁度良い発動時間のアーツで飛び掛りから斬撃に繋げる竜墜刃、そしてナックル技能を消化させて取得したスキル【体術】の基本アーツのスラッシュキックを組み合わせてコンボを繋げていく。コレを第1のアーツコンボ。


 第1のコンボ使用後には固定ディレイの飛燕斬は使用可能となっているので再度発動し、第2アーツコンボとして近距離からだと残撃と衝撃波の2回ヒットする覇閃(遠距離だと衝撃波のみ)、刀アーツの中では珍しい刺突系のアーツである遺影牙といったディレイの計算されたアーツを組み合わせて叩き込んでいきます。

 このコンボを私が行った数秒後には残影で増えたもう一人の分も発動するのだから、コンボが途切れる可能性は皆無となる。




 『ギャオオゥゥゥ』


 コンボを叩き込まれる度に苦痛に顔をゆがめるビースト。

 現在の私のコンボ数は488。もうすぐ強制中断が掛かりますので私は声を張り上げました。


 『もうすぐコンボが切れます。攻撃準備お願い!』

 『任せて!』

 『待ちくたびれたわよ!』

 『お姉ちゃんのコンボ久しぶりに見たな~。PVでは食らいたくないよ』




 『500HITです。残影諸共攻撃して!』


 そう、ビーストには残影がコンボを入れている最中で、ビーストはまだ行動パターンを変えていないのだ。 そこに深輝杖イロリナを装備したスノウが氷結魔法アイシクルノヴァを、スクルドは私と同じくヒロさんから借りたらしい武闘祭で私を2つに分断し、クラウドさんを粉砕した斧【地帝斧バルディッシュ】を振りかぶり固有アーツ【重力撃】を発動している。姉さんは残念ながらヒロさんから武器を借りれなかった。というのもヒロさんが持っていた武器の種類が偏っていた為、姉さんが使えるものが無かった。

 そのため姉さんは遠くから豪雷魔法で援護射撃をしていましたし、キリカさん・コナタさんの二人は弓と投擲で攻撃に参加。

 クラウドさんたちも雷獣を9割方スタンや捕縛状態にしてビーストへの攻撃していました。

残った雷獣の一割に攻撃されている姿がじゃれ付かれている様に見えてホンワカしたのは内緒。



 ここまでの攻撃が全て終わった時点でビーストの残り体力は10%ほど。予想では20%位までと思っていましたが、やはり武器の刀が良かったおかげか想像以上のダメージを叩き込むことができました。


 『残り体力10%位です。皆パターン変わった後の麻痺ブレスに注意して!』

 『『了解!!』』



 ビーストもようやく動けるようになったのでボスフィールド内を縦横無尽に走り回り、何度かフレアさんが危険域にまで追いやられましたが、キリカさんの決死の守護スキルで生き残る事ができ、事なきを得ました。


 『スク、足潰せる?』

 『うーん、多分だけどいけるかな』

 『じゃあ、どの足でも良いからやっちゃって』

 『分かった。モアさん加速支援ください』


 スクルドはモアさんに支援スキルをもらうと、フィールドを走り回るビーストを追いかけ始めた。


 『うー!このぉ!あっ、そっちは!!』


 スクルドの叫んだ先にいたのはスノウさん。彼女は魔法型ですので、ビーストの攻撃をまともに当たれば即死の可能性は高いです。


 『スノウさん危ない!』

 スクルドが叫ぶ。……がスノウさんは慌てることなく氷結魔法のアイスウォールをいくつも発動してビーストの進行を食い止めたのです。


 『スク!今がチャンスよ足!』

 『分かってる!任せてぇぇ!』


 斧を振りかぶり、スクルドはフルスイングを行うと、ビーストの足は千切れとんだ。千切れたとはいえボスの場合、部位欠損はすぐ生えてくるけど、生えてくるまではその場から移動できないので攻撃を集中するにはもってこいです。

 だけど、このタイミングでビーストは大きく口を開いたのです。



 『おねえちゃん!麻痺ブレスが来る!』

 『分かってる。私なら大丈夫だからスクは逃げなさい!』

 『分かった。お姉ちゃん。どうせだからとどめ刺しちゃってね!』

 『がんばるわ』



 ビーストの使う麻痺ブレスは神経麻痺と肉体麻痺の2種があり、神経麻痺は魔法攻撃がファンブルしやすくなり、肉体麻痺は体が痺れて動かなくなったり、アーツの発動がしなかったりするバッドステータス。

 そして今回のは肉体麻痺の方だったので私はビーストの正面に立ちここに来る前からつけて育てておいた【麻痺耐性】でそれを受けきる事で他メンバーへの効果を及ぼす可能性を抑えた。


 本来ならこの後がチャンスタイムなのだが麻痺の範囲外まで逃げた場合ビーストヘの追撃は不可能となる。だからこそ私は武器を構え前に出たのです。


 『二刀流奥義【月風の叉太刀】』


 月風の叉太刀というのはこれもまた属性付きの手数重視の奥義で、攻撃がヒットするほど属性の深度が増える。深度とは、特定の奥義に設定されている項目で奥義の説明に書かれている項目を満たす毎に攻撃力が増えたり体力が回復したりする効果がある。


 この奥義は対象に斬り込んだ後二本の武器を交差させるようにする技で最大3回まで連続で繋げることができます。片方の手で斬り上げ(↑)・斬り払い(→)・斬り下げ(↓)を行い、同時にもう一方の手は逆の順序で斬り下げ(↓)・斬り払い(←)・斬り上げ(↑)をしていく。


 私のこの奥義は麻痺ブレスを吐き口を開いた状態で停止しているビーストを切り捨てる。


 『グガァァァァ……』


 こうして都合3度も挑戦する事になったパラライズダークビーストは討伐され、レイドメンバーが集まり入手アイテムの分配を始める。

 ここで私は『闇鱇石』、スクルドは『麻痺獣のヒゲ』、ウルド姉さんはスキル球を無事入手しました。


 貰った素材はかなりレアだと思うのでそろそろハヅキさんに武器を作ってもらいましょうか。

別に刀じゃなくても良いですしね。



 このあと私達は覚醒の神殿を発見し、私達プレイヤーは一段階、種族進化することになるのです。

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