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今、君は

作者: Y.A

きっと大好きだったよ、君のこと。


毎日っていうぐらい家まで送ってくれたね。


遊ぶ時っていったら いっつも野球で…。


バットの振り方、キャッチボール。一から十まで教えてくれた。


何回私が空振りしても、何回私がボール落としても


毎回一言「へたくそー」って言ってすごく優しく微笑んでくれた。


_____________そう。あの日まではね。


君は、ある日突然冷たくなった。


私は、ある日突然本気で怒られた。


君はもともと喧嘩っぱやかったけど、


私に向かって怒ったことなんてなかった。


だから私は、自分が何か、悪いことでもしたかと必死に考えた、考えた、考えた。


クラスの男子と特別仲良くしたわけでも無い。


何か気に触るようなことを言ったわけでも無い。


考えた末、これかなと思いあたることがあった。


だから、君を呼び出した。


「何か私に言いたいことはない?」


「……あるよ。」


「…じゃあ、どうぞ?」








「_____好きな子ができた。だから別れてほしい。」






…………ほら、やっぱりね。だいたいこうなることは予想してた。




「いいよ。それが君の幸せなら…。」




「…あぁ。」





しばらくぼーっとしていて、涙はなぜか出てこなかった。


でも、徐々に実感が湧いて来ると涙は止めどなく溢れた。


声をあげて泣きたかったけど、それもできなかった。









今の私は、この頃のずっと先にいる。














過去のことを振り返って、だいたいノンフィクションで書きました。

この物語、続きますよ。…たぶんw

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― 新着の感想 ―
[一言] 来ましたねぇ… あれは見てるこっちも辛かったわ(∩^∩) …あかちゃが泣いてもたしな。 胸が締め付けられる~~
2012/06/26 19:06 退会済み
管理
[一言] やばいぃ。゜(゜´Д`゜)゜。 最後のセリフ ばり心にグッとくる。
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