⑦ 朱雀美玖音
朱雀美玖音
血液型 A型 誕生日 11月6日
パート パーカッション 出身中学校 神平中学校
小説『吹奏万華鏡シリーズ』に登場するキャラクター。続編の『吹奏万華鏡2』にて、茂華高校の2年生で登場している。
【初登場】
吹奏万華鏡2の第9話に茂華高校の練習シーンにて登場している。
春isポップン祭りの演奏団に参加し、楽器を操る傍ら、1年生の指導をしている。
また、1年生にも評価を欠かさなく…
『魅力的な奏者ですね』
そう茂華中学校の元部長でフルートパートの香坂白夜を称賛している。
【性格】
優しい性格で、颯佚の恋愛相談に乗ったりと、所々面倒見が良かったりする。また楽器のチューニングやメンテナンスを中学時代からしている。そして全国レベルの奏者なのにも関わらず、自身の演奏に評価をすることがない。これは、自身を過小評価する明作茉莉沙や、過大評価する鳳月ゆなとは違うタイプのトップレベル奏者であり、かなり珍しい。
【楽器】
殆どの楽器を楽々に操れる。また小学4年生から、高学年でも演奏が難しいドラムを演奏するなど出世も速度も早い。また、描写上では鍵盤楽器の他にも、ティンパニやドラムセット等の目立つ楽器を演奏する方が多いが、実はタンバリンなどの小物楽器の技術も一流。
【過去】
『吹奏万華鏡2』の『38話』にて明かされている。元々、楽器をやりたくて小学校の吹奏楽部に入った。体験の時点で殆どの楽器を吹くことができていた。またフルートも6年生が舌を巻くほどに上手かったが、打楽器パートの女の子によって、強制的に打楽器にされてしまう。
もしも誘いがなければ、フルートかコルネットを吹いていたかもしれない。
その後、4年生ながらもすぐに曲を演奏できた彼女は、好奇心から様々な打楽器に挑戦するようになり、音楽歴1年目にしてドラムを任されている。これはかなり異例のことである。
中学校に上がってからも、彼女は小学校で培った能力を更に磨く。その結果、先輩だろうとミスを指摘して指南しようとしたが、先輩からは楽器の調子が悪いからと躱されてしまう。どうしても不満だった彼女は、先輩たちが言い訳できないように楽器のチューニングやメンテナンスをするようになった。その癖は高校生になってからも抜けておらず、中学時代のように楽器の調子を見ている。
【作者からの位置づけ】
優月の言及通り、ドラムの実力は鳳月ゆなを超えている。それは長年の経験と愚直な努力によるもの。
鍵盤楽器に関しても、鍵盤担当の瑠璃や美心よりもやや腕前は高い。これも長年の努力によるもの。
そして特筆すべき点は、ティンパニとパーカッションセットである。ティンパニの腕前は、御浦楽団に所属している明作茉莉沙や沢柳律より上。表現力や思い切りも良く、神平中学校時代も無双の域であった。パーカッションセットや小物楽器も相当な実力で、曲に合った最適解を出す事ができる。表現力意外にも中学時代に培った圧倒的な技術を駆使している。
このことから、彼女は作中最高峰のパーカッション奏者と言える。
【人間関係】
ー元部員ー
夏矢颯佚…元同じ中学校での部員仲間。彼からも認められている。また彼から恋愛相談をされていた。
音羽妹夕…同じく古巣の仲間で颯佚の元カノ。不条理に別れられた彼女と颯佚を繋いだ。
比嘉悠介…直属の後輩だった。彼も殆どの楽器を操れるが、美玖音ほどではない。1年だけ共に演奏していた。
相馬冬深…悠介と同じく、美玖音の直属の後輩だった。普段は無口でクールな彼女も美玖音にはお世話になった。たまに相談を持ち掛けている。
ー茂華中学校との絡みー
小倉優月…4月の『春isポップン祭り』で会っている。たまに気に掛けていて、華高祭でも彼に話し掛けている。
古叢井瑠璃…何度か会っていて、実は茂華高校に来てくれることを期待している。そのせいか、瑠璃には期待している節があるらしい。
茂華中学校について…今は茂華系列の学校に通っていることから、古巣の神平市よりも茂華町の方に気に掛けている。また数年ぶりに全国に行けるかもしれないと聞いた時には、大きく期待を胸に膨らませていたらしい。
今後も活躍があるかもしれない…。




