① 小倉優月
小倉優月
血液型 A型 誕生日 3月7日
パート パーカッション 出身中学校 茂華中学校
※吹奏万華鏡に登場する『東藤高校編』の主人公。
【初登場】
『吹奏万華鏡1』の1話から登場。文化祭の帰り、親友の小林想大との会話から始まった。尚、茂華中学校編を除けば、殆どの物語に登場している。
【性格】
高校から吹奏楽を始めた高校2年生。始めたキッカケは幼馴染の榊澤優愛が打楽器を務めていたことから。優しい性格で、人前では穏やかな性格をしている。
だが、元苛めっ子という過去がある。演奏面としては部内でもまだ中位。だが、過去の経験と集中という名の覚醒に目覚めれば、誰よりも上手くなる。
【使用する楽器】
グロッケンや小物楽器(主にタンバリン)が得意で技術は人に指南できるほど。ドラムセットも一定の技術を有している。部内には鳳月ゆなや明作茉莉沙などの優秀な奏者が所属している故、演奏の真似から習得した技が多い。また人数が少ないとは言え、1年生でティンパニを任せられている。井土や茉莉沙の指導の甲斐あって、銀賞を獲れるまで成長している。しかし合わせシンバルや音階の多い鍵盤が大の苦手。それは彼の握力の無さと集中力の無さに起因している。
また21章の音楽室整理にて、授業で使う予定のドラムセットを下ろした際、優月専用の楽器へと引き継がれた。それ以降は居残り練習に使っているが、『吹奏万華鏡2』からは正式に優月の個人練習用のドラムとして成立した。後に、大橋志靉に楽器の愛称を聞かれた際、『パールちゃん』と答えている。
【過去】
小倉優月は2010年3月7日に出産された。体重900kgの低体重児。幼少期は共働きで孤独だった。なのでバケツを楽器の代わりにして遊んでいた。尚、後にそれを知った本人は死ぬ程恥ずかしがっている。
しかし保育園では、身長のせいで幼少から、イジメに近い扱いを受けたことにより、性格は堕落した。喧嘩を売れば必ず買う、そんな乱暴な性格に染まった保育園生活は、幼馴染との出会いで一変する。
家近くの公園で出会った近所の女の子、榊澤優愛。彼女の真っすぐで明るい性格は優月の曲がった性格を無意識に直していく。だが、少しずつ優しさを取り戻した時に事件が起こる。苛めの報復に応戦した優月は、誤って優愛まで傷つけてしまう。だが後に、止めた時に当たりにきただけだと判明。なにはともあれ、優月の性格は一件から穏やかな性格へと変わった。
【名前の由来】
吹奏万華鏡2第15話から、寛美によって名付けの理由が明かされる。
『優』は、例え身体が小さくても、心は大きく優しい性格になってほしい。『月』は成長してほしい。月という文字は成長の象徴であることから名付けられた。いずれも出生時の低体重から名が付けられている。
その後、優愛に出会ったことにより、優しく穏やかな性格に。そして、作中内でも技術面で、大きく成長していることから、名前通りに育っていると言える。
【部内での扱い】
部内では基本的に真面目なので、顧問、先輩問わず色々な役職から信用を得ている。また新1年生の相手を嫌な顔一つせずに捌く所を、先輩からは『優しい人』と認識されている。また、むつみ曰く『ゆなより練習している』と評価している。
また、演奏中の立場においては、未熟な腕前とは言え、観客への盛り上げ役として活躍している。1年生編の春isポップン祭りでも、タンバリンを天に挙げ打つ、という描写が見受けられる。文化祭編ではメイド服を着たことをキッカケに、定期演奏会ではメイド服を着て演奏をしていた。
【その他】
部員からは『ゆゆ』とあだ名で呼ばれている。主に井土やゆなから。優月の『ゆ』から取られている。またイヤホンを使って、曲を聴きながら練習をすることがある。本人曰く効果は抜群らしい。