私達は誰?
「…凪だよね?」
「うん、わかったー?」
「雰囲気で。なんか角生えてない?」
「朝起きてずっとこんなん。ちなみにこの子は?」
容姿的に少し紫が入った黒髪の紫の目の色、雰囲気的に…
「雫?」
「そうだよー。」
「びっくりしたー。朝起きたらこの姿でさー。」
「自分も朝、起きて洗面台行って幻覚かなぁって思ってた。」
「私も思った。」
「雫もそうやったんや。」
「お兄ちゃんに誰やお前って言われたね。」
「ふっ、らしいわ。てかさ、腕もふもふしてる?」
「それ自分も思った。凛がくるまでもふもふしてた。」
「凪らしいわ。」
「玲夏は白髪になったね、耳とんがってるし。」
「うん、可愛いよね。」
うわああ!!お前どうした?!
「「ん?」」
「あっはは笑グロっ!」と凛憧が笑う。
クラスの子が腕がボロっと落ちたらしい。
「そこ笑う?」
「まぁ、凛ちゃん時々感性鈍い所あるからね…。」
とエルフになった白雪玲夏が喋る。
「鈍いというか…。」
「てか、今日体育あるじゃん。」と凪が喋る。
「え?ほんとだ。」体育が嫌いな雫と玲夏が言う。
「この体で情報処理追いついてないのに!」と凛憧がいい「しかたないねー。」と凪が言う。
そして、体育の時間になり
「50メートル走自信あるかも!」といつもと早く走れた気がすると思った凛憧が言う。
「いいね〜。」と、凪ががいつもと一緒かなと続いて話す。
「それもそれで羨ましいわ。」
そう話してこんなふうに普通の日常をおくった。
でも、こんな姿で過ごすのはまだちょっと慣れない。
夜
「…寝るか。」
渋々と寝ようとするが寝れない、何かが欲しい。
それでも無理やり今日は寝た。
その日の夜の外は誰かがいるような不気味さがあった。