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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第九章 大陸の秘密
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13-1 今後についての話し合い

 

 翌朝の午前九時。

「水の貴族」トップのジェシーとサードのジュリアスが、近くのスーパーへ行って朝食を買ってくると全員に声を掛け、ジェシーたちの部屋に集まると、テーブルを部屋の中央において、全員で朝食を食べる。


『昨夜は久しぶりに気持ちよく寝られたよ』爽やかな笑顔で、「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵が話しはじめる。


『フロリナがあんなに大きくなってるとは、想像できなかったね』ホッフマイスター侯爵の隣に座る「土の貴族」サードのタンデルチェスト子爵が笑顔で話を振ると『笑顔がフローティアに似てきて、驚いたよ』ホッフマイスター侯爵が、妻の顔を思い出してしんみりする。


『早く会って抱っこしてあげないといけないわね』向かいの席に座る「風の精霊」の女王エミアが、『フローティアの分もかわいがってあげないと』


「フロリナ、メチャクチャかわいかった。モデルになったら絶対バズるぞ。でも、本当に侯爵の娘なのか?」「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵の斜め右隣り、「水の貴族」トップのジェシーの向かいに座るオルトが疑う。


「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵は、かなりガタイのいいスポーツマンタイプ。


「そっか。奥さんが凄い美人だったんだ。フロリナと一緒にいたお姉ちゃんも美人だったからな。お姉さんと会ってみたいかも」ヘラッと笑うので『誰が合わせるか!』ホッフマイスター侯爵が睨みつけるので「そんなこと言わないで会わせてくださいよ、お父さん」


『誰がお父さんだ!』


『アハハハハハハッ!』ホッフマイスター侯爵の正面に座る、大笑いの「風の貴族」トップのファルークが『残念だけど、姉のフレーラにはすでに婚約者がいるよ』


「マジで! やっぱりシルバーフェニックスなのか?」

『いや。確か人間でしたよね? 侯爵?』

『……まあ、な』


「そうなの? だって、貴族は跡を継がないといけないから、同じ貴族を結婚相手にしなきゃいけないんだと思ってたけど」


『だったら、オルトは最初からダメじゃないか』

「あっ、そっか」


『ホッフマイスター侯爵には、フィエンという長男の跡取りがいるんだよ』

「ヘェ、そうなんだ。じゃあ、フロリナにアタックするか」


『フロリナはまだ七歳だぞ』


『娘に手を出したらどうなるか、わからせる必要があるか?』睨みつけるホッフマイスター侯爵に『まあまあ』「土の貴族」サードのタンデルチェスト子爵が『フロリナにも選ぶ権利があるから』と言うので『まあ、そうだな』


『オルト。君はこの国の領主だよな? 今後の君の活躍いかんと言うことだ』助言してみる「風の貴族」トップのファルーク。


「わかった!」


『ファルーク。彼、本気になってるけど、大丈夫なの?』心配な「風の精霊」の女王エミア。


『どちらにしても、オルトには頑張ってもらわないといけないだろう?』

『まあね』


『そういえば、フレーラ様とフロリナ様は今、フレーラ様の婚約者にお会いになるためにこちらの世界に来られていらっしゃるんですよね?』別の話題を振る「水の貴族」サードのジュリアス。『まだ安全じゃない人間界に、どうして今、来られたんですか?』と聞く。


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