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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第九章 大陸の秘密
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7-1 次のステージに向けての説得

 

『本当ですか!』驚く「水の貴族」トップのジェシーが『信じられない……』と首を横にふり『お嬢様の父親は、僕たちを捕まえる作戦に加担してたんですよ? それなのに、どうして彼女のボディガードがティスたちを助けるんですか?』


「お嬢様は、ルナノヴァへ行ってから父親が行方不明になってしまったので、捜してたんだろう?」

『そういえば……そんなこと言ってましたね』


「お嬢様は今回の作戦を知らされてなかったらしいんだ。だから、解放された父親に促されて屋敷から出るとき、自分付きのボディガードたちにティスたちを助けるよう指示したらしい」


『彼女の父親は私の隣に立っててね。ずっと小声で「申し訳ない」と言ってたんだよ』「土の貴族」サードのタンデルチェスト子爵が、当時のことを話しはじめる。


『地下の部屋に監禁されていたときは例の鏡の影響で元の姿に戻っていたが、ジェシーたちを捕まえる作戦を実行するにあたり、我々の姿を見せて動揺したところを取り押さえるということで、元の姿に戻ることができるように、一週間くらい前から鏡を見せられることがなくなったんだ。


 そのため、人間の姿になれるだけの体力が付いて、今のように変化することができた。

 しかし、なぜ急にそんな情報が来たのかと不思議だったんだが、どうやら、グランチェスト氏がスパイだったようだね』


『もっと早く気が付いていれば、こんなことにならなかったのに……』頭を抱える「水の貴族」トップのジェシー。『ホテルで会ったのは偶然じゃなかったということですか』


『しかし、彼は長年、ルナノヴァの領主、オルト君の父親と古くから交流があった知り合いのはずだが……敵に寝返るとは……』と、考え込む「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵。


「その点は当人に聞くしか真相はわかりませんが、彼らは今朝、俺たちが会った例のホテルにチェックインしてます」


『ホテル コンコルディアにですか! では、あなた方の近くにいるんですか!』立ち上がる「水の貴族」トップのジェシー。


「そうだよ」

『危険じゃないですか! 早く移動してください!』


「その心配はないよ。彼らはお嬢様のボディガードが戻ってくるのを、待ってるようだからね」


『しかし、彼らはまだルナノヴァ領主の館にいるんですよね?』

「そうだ」


『大分背景が見えてきたね』隣の「土の貴族」サードのタンデルチェスト子爵に話し掛けたあと、『我々が領主の館から脱出するとき、シルビアも元の姿に戻っていた。その姿をお嬢様のボディガードと闇のジルタニスも見ているということだろう?』「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵が、テレビモニターに映るショウに聞く。


「そうです。そして、シルビアは組織の調査員と行動を共にしてました」


『なるほど。私たちの正体もバレているということですか』冷静な口調の「水の貴族」サードのジュリアスが『当然、ジェシーと一緒に逃げたお二方のことも、そして……』テレビモニターに映るショウを見て『あなたが私たちシルバーフェニックスと繋がっているということも、組織にバレてしまった、ということですよね?』


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