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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第九章 大陸の秘密
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3-2 次のステージに向けての確認

 

『それは、イベントの優勝者に贈られる特典だから……です』ジェシーが答えると『なぜ領主の館に来たかったんだね?』質問を続ける「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵。


『それは、現領主のオルトが姿を現さなかったからです!』途中で理由がわかり、大声で言い切ると『僕たちを誘きよせるための罠だと言われるんですか?』


『そうだ』


『なぜそんな面倒なことをするんですか? いつものように、堂々とあの鏡を持ち出して、(あぶ)りだしをすればいいのではないですか?』


『今言っただろう? 君たちを誘きよせるためだと』


『こう言えばわかるかな?』「土の貴族」サードのタンデルチェスト子爵が注釈を入れる。『各貴族のトップスリーである君たちを捕まえるためだよ』


 そう聞いて、「水の貴族」トップのジェシーをはじめ、サードのジュリアス。「風の貴族」トップのファルークと、イータル ヴェンティ(風の精霊)の女王エミア、年上のアウラ リートレと年下のアウラ マリスが、一斉にタンデルチェスト子爵を見る。


『それは……』黙って話を聞いていた「風の貴族」トップのファルークが口を開く。『本気でこの大陸に王国を戻そうとしている、ということですね?』


 その言葉を聞いて、今度は一斉に驚きの目でファルークを見る。


 すると『……そうだ』短く答える「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵が『そこでだ』正面のテレビモニターに映るラルを見ると『君は今、どこにいるのかね?』と聞く。


『私は……』

「僕から説明します」隣にいるショウが代わりに答える。「僕たちは、そこから北に行った小さな港町にいます」


『では、この大陸にいるんだね?』


「はい。本当なら、僕たちもルナノヴァへ行って、例のイベントに参加する予定だったんですが、彼女が体調を崩して長時間移動できないものですから、ジェシーたちに依頼したんです』


『そうか。体調を崩しているのは良くないが、この国に来なかったことは不幸中の幸いだ』


「今だから言えることですが、僕も早とちりしなくてよかったと思ってます」


『では、わかっていると思うが、絶対この国に来ないようにしてくれたまえ。できれば、この大陸から出たほうがいいんだがね』


「ルナノヴァへ行くことは白紙にするつもりですが、この大陸から出ることはできません。あなたもご存じだと思いますが、グループからキラのメンバー宛に、この大陸に召集するよう通達がされていますし、救出しなければならないあなた方の仲間がまだたくさんいますから』


『そうか。例のグループを動かしてるのはキラだったね?』ジェシーを見ると『そうです。まさか、キルシュ様が今回の主犯だと考えられているのですか?』


『そうは思いたくないが、その可能性も視野に入れなければならないだろうね。集めてはいけないメンバーを、この大陸に招集したのは彼なのだからね』「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵が難しい顔をして俯く。


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