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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第九章 大陸の秘密
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3-1 次のステージに向けての確認

 

『領主の館で(とら)われてしまったティスとシルビアの救出について、現在の館の状況をジュリアスに調べてもらったので、報告を聞きたいと思います』


 ジェシーが向かいのテーブルに座っているジュリアスに話を振ると、彼は自分のノートパソコンのデータを大型テレビの画面に表示させ『今、領主の館にいる両隣の領主たちは、館から出ていません。その代わり、配下の者たちが我々を見つけようと、首都ルナプレスを徹底的に調べています』


 テレビモニターには、街中に設置されている、防犯カメラに映る配下たちの姿が映しだされている。


『もう少しホテルから出るのが遅かったら、おそらく全員、捕まってましたね』モニターに、先ほどまでいた、ジュリアスが泊っていたホテルの通りを歩く配下たちが映っているので、ジェシーが補足する。


「そんなに近くにまで来てたのかよ!」右上に表示されている映像の撮影時間を見ると、ホテルを出てから十五分後くらいだったので、肩を(すく)めるオルト。「あっぶねえ。あの時、イケメンがすぐに移動しろって急かしてくれなかったら、アウトだったじゃねえか」


 その後も、ジュリアスが調査内容の報告を続ける。『そのため、両隣の領主たちは館から出ておらず、連日、なにかの話し合いが行われているらしく、一階メインエントランス脇にある会議室に幹部クラスを招集し、閉じこもっているようです』


『どんなことを話しあってるんだ?』考えるファルークがイヤなイメージを抱き、顔をしかめる。


『決まってるだろう? ティスたちが館に来たとき、一緒に来た君たちと、館の地下に閉じ込められていた我々の行方だよ』「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵が答える。『配下たちからの報告をもとに、どこへ逃げたのか、割り出しをしているんだろう』


『そして、就任したのに行方不明の現領主、オルト君の行方も同時進行していると考えていいだろうね』「土の貴族」サードのタンデルチェスト子爵が付けくわえ、さらに『この大陸に来ているだろうと思われる、他の貴族の行方もだ』


『他の貴族とは、どういう意味ですか?』怪訝そうな表情でジェシーが聞き返す。


『言葉どおりだよ。今回捕まったのは「土の貴族」トップのティス。「水の貴族」セカンドのシルビアだ。残るは三つ』


『我々が館にいたときは、「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵と、「土の貴族」サードの私がいたが、逃がしてしまったので焦っただろう。しかし、計画していた二名を捕獲できたので、その先の計画を実行しようとしているのかもしれない』


『計画していた二名を捕獲できた? どういう意味ですか? それに、その先の計画と言われるからには、どのような事なのか、ご存じなんですか?』ジェシーが「土の貴族」サードのタンデルチェスト子爵に聞き返す。


 すると、腕を組んで話を聞いている「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵が『ジェシー。どうして君たちは先日、領主の館に来たんだね?』説明のための質問をしてくる。


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