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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第八章 ルナノヴァ国の秘密
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45-4 館で行われたパーティの絡繰り

 

『情報収集はすでにショウが行ってると思うので、ここから出たら連絡して、館に乗り込む計画を立てましょう』ジュリアスがジェシーを見ると『きっと、調査員のリーダーたちと動いてるだろうから、連携を組むことになるだろうね』


『組織の調査員というのは、シルビアと一緒に来た人間たちだろう?』タンデルチェスト子爵が聞いてくる。『その中の一人が、はめ殺しの窓を爆破して、私たちの逃走経路を作ってくれたんだが、彼らも捕まってしまった。組織のことに関して、尋問されるだろうね』


『でも、館にも調査員が潜り込んでいるので、なんとかしてくれるといいんですが……』ジェシーが答えると『きっとシルビアも正体がバレてしまってるだろう。ティスの具合も心配だから、なるべく早く救出したいが、我々が乗り込んでくることを見越してるはず。警備が一層厳重になってるだろうから、乗り込むのは難しいだろうな』


『そうですね。きっとそのこともショウが調べてると思うので、僕たちは一刻も早くここから出て、合流することが最優先事項になります』


『……そうだな』


『では、ここらへんで腹ごしらえに専念しようか』ホッフマイスター侯爵が割って入ってくるので『腹が減ってはなんとやらか。オルト君、お替わりをしていいかな?』タンデルチェスト子爵が空のプレートを差し出すので「マッシュポテトは山盛りにしますか?」と聞くと『是非!』即答する。



 その後、館に乗り込む話の代わりに、オルトから結界の中での生活について、苦労した点や発見した話しを聞きながら食事を進めた。


 庭が広かったので家の前に畑を作り、物資補給のときに種を送ってもらって植えたところ、野生のヤギが来て全部食べられてしまったので、復讐するために畑に罠を仕掛け、捕まえると、しばらく裏庭に作った柵の中に入れて反省させたことなど。


 その間、視力が回復していないファルークは、エミアに手助けしてもらって、話を聞きながらおいしそうに食べているのを、隣に座っている「風の貴族」セカンドのホッフマイスター侯爵が、微笑ましそうに見ている。


 食後、久しぶりに満足する量を食べられたことと、監禁状態から解放されたこともあり、緊張が解けたホッフマイスター侯爵がウトウトしはじめるので、オルトがタオルケットを持ってくると、タンデルチェスト子爵も向かいのソファに横になって仮眠を取ることになった。


『館ではゆっくり寝られなかっただろうから、少し寝かせてあげよう』ジェシーが『敷居になるようなものがあるかな?』オルトに聞くと、寝室からパーテーションを持ってきて、キッチンとリビング間に置くと、その寝室へエミアの付き添いでファルークが行き、ベッドに横になる。


 その後、ジェシーはキッチンのテーブルへ移動してジュリアスからここまできた経緯を聞き、オルトは流しで食器を洗いはじめた。


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