表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第八章 ルナノヴァ国の秘密
790/856

43-1 国際刑事警察機構の刑事

 

「……年は俺と同じで二十六。身長も同じくらいだな。約百八十くらい。ストレートの黒髪で少し長い。いつも野暮(やぼ)ったいから、短くしろと言ってるくらいだ。笑うと右(ほお)にエクボが出る」


『そいつ、今どこにいるんだ?』

「この大陸に来てる。ティスと同じように、数名の仕事仲間と一緒に」


 すると、ティスの表情が明らかに変わる。


『ティス。レンという人物を知っているんでしょう?』向かいに座っているジェシーが静かに聞く。『どこで会ったんですか?』


『会ったのは俺じゃない。弟のティシャだ』

『ティシャが? でも、彼は刑事じゃないですよね?』


『幽閉されてた仲間を救出したとき、会ったと言ってた。人間なのに保護活動に熱心だから、どうしてなのか理由を聞いたら、古くからの友人が、別の保護団体に入ってるパートナーと一緒に、世界中で保護活動をはじめたから、自分も協力しようと思ったと言ってたそうだ。もしかして、それがお前か?』


「そうかもしれない。別の保護団体に入ってるパートナーとはラルのことだろう。ということは、レンは、俺たちが一緒に行動しはじめたあとに、ティシャと会ったことになる。それにしても、ティスの弟は保護活動のグループに所属してたのか」


『僕たちは、この大陸に召集される前は、どこかの保護活動団体に所属してる者が大勢いましたから。それで、ショウたちはいつから一緒に行動されてるんですか?』


「そうだな、どのくらいになる?」隣のラルに聞くと「そうだね……三年、四年くらいになるかな?」


「そのくらいだろうな。レンにラルの存在を話したのは、アルド宝石店に保護されてた彼らが、金と一緒にコレクターと保護施設の間を行ったり来たりしてたときだから、三年くらい前か?」


「三年半くらい前だと思う。あの頃はキラと名乗ってたときだから」

「ああ、そうだったな」


『その時、レンという奴は国際刑事警察機構に所属してたのか?』シルビアが聞くと「いや。それから二年くらい後になってから、異動申請を出したらしい」


『だとしたら、ティシャと会ったのは最近ということになるな』


『まだ連絡が取れないんですよね?』ジェシーが聞くと『ああ……電話もかからないし、メールも返信がない』


「この大陸に来てるのか?」ショウが聞くと『ティシャもキラのメンバーだ。来てるはず』


「この前、おじ様に確認してもらったら、この大陸へ行くよう連絡したときは返信があったけど、そのあと消息不明になってるから、もしかしたらどこかに幽閉されてるかもしれないので、各保護団体に潜り込んでるメンバーに確認してると言ってた」


『マジかよ!』頭を抱えるティス。


「ラルが言ったことは可能性の一つだ。もしかしたら、携帯の電波が届かない場所にいるか、充電できない状態にいる可能性だってある」ショウが別の可能性を出すと「でも、今は確定できるだけの情報がないから、断定はできない、でしょう?」ラルがショウを見ると「俺の言い方、覚えたのか?」


「かなり」フフン、と自慢顔になるので「まあ、変な言葉を覚えるよりいいか」


「ぽんぽこ?」

「ラール」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ