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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第七章 休息の計画
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54-2 禁足地の謎


「やっぱり隠し通路があったんだ」


“ ちょっと、それ、どういう意味? 王国と繋がる通路? 人間の世界と? ラル、本当なの! ” ビックリ仰天のミランド。


「その通路を通って、シンシアのお父様、シェフィールド侯爵は、人間界の裏の支配者の一人と言われてる、アルビオン国の領主であるご老公と知り合い、懇意の仲となったんでしょう?」


“ 知り合いだった? シェフィールド侯爵とご老公が? 昔から交流があったの? ”


「そうらしいの。今、シェフィールド侯爵も行方不明になってて、行方を捜すために、シンシアが隠し通路がある禁足地に行って、手掛かりが残ってないか、調べてたんでしょう? その時、何者かによる工作だと思うけど、異臭がしはじめて、その影響を受けて倒れたシンシアを、ご老公の配下が見つけて、領主の館に連れてきたのよね?」


“……どうやって調べたの? “

「その時はもう、エミアたちに動いてもらってたの」


“ ああ、そうだったわね。イータル ヴェンティの二名に見つけてもらったんだった ”

“ そう。私の手鏡を持って飛んでくれたんだよ ”


“ あの二名には、お礼を言わないといけないと思ってたの。危ないところを、ミランドと一緒に助けてくれたから ”


「私が代わりに最大のお礼をしてるから、大丈夫よ」


“ 最大のお礼ってなに? ” ミランドが探るように聞くので「あらっ? 知ってるでしょう? ミランドもショウから頼まれごとをされたとき、お礼の代わりにリクエストしてたじゃない」


“ ああ! あれね! そういえば、イータル ヴェンティの彼女たちも、おいしそうに食べてたわね ”


「だから、お礼のことは心配しなくていいから。それより、隠し通路のことを、知ってることでいいから話してくれる?」


“ それは……”

「もしかして、「水の貴族」の中のシークレット事項?」


“ 実は……そうなの ”

「なるほどね。だから会ったとき、話してくれなかったんだ」

“「水の貴族」の中のルールだから……”


“ でも、今はそんなこと言ってる場合じゃないよ。禁足地にある隠し通路のことが人間にもれたら、王国はまた危機に(さら)されるんだよ? ” シンシアの隣でミランドが説得する。


“ ラル、少し時間をもらえるかしら? 少し考えをまとめたいの ”


「もちろん。でも、あまり時間がないから、急かしたくないけど、早めに連絡もらえるかな?」

“ わかった……ごめんね ”


「謝ることない。「水の貴族」のシークレット事項だったら仕方ないもの」


“ ラル、話の途中かもしれないけど、お茶が入ったって呼ばれてるから、戻っていい? ”

「もちろん。でも、戻る? 今どこにいるの?」


“ 療養施設の外、森の中。話の内容を聞かれたら大変だから、外に出てきたの ”


「そうなんだ。ごめん。先に連絡した理由を話しておくべきだった」

“ いいって。じゃあ、数日後にこっちから連絡するから、何時ごろがいい? ”


「今の時間だったら大丈夫」

“ 了解。じゃあ、また “



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