52-2 二回目のお茶会ミーティング
お茶を飲み終えて一息つくと「では、そろそろ調査の話にいこうか」ショウが声を掛ける。「誰から話してくれるのかな?」
『では、エミア様。私たちからお話ししてもよろしいでしょうか?』年上のアウラ リートレがエミアにお伺いを立てると『お願い』と答えるので、ラルとショウのほうを向くと話しはじめる。
『私たちは、向かいの大陸にあるスペ・シン・フトゥルム市へ向かい、中央警察署にいる「土の貴族」、ターナード公爵のご子息ティス様と合流しました』アウラ リートレが隣を見ると、年下のアウラ マリスが続ける。
『お時間をいただいて、私たちが出向いてきた理由をご説明した後、この大陸のルナノヴァ国内にある森に「森林の迷宮」が張ってある可能性があることをお話ししました。
そして、もしかしたら弟君のティシャ様が「火の貴族」のカテリーナ様を匿っているのではないかと、ラル様が考えていらっしゃるとお伝えしました』
『ティス様は驚いていらっしゃって、「森林の迷宮」は掛けられる方が決まってて、爵位の家系の男性しかできないのだそうです』と、年上のアウラ リートレが言うので「そうなの?」驚くラル。「それは私も知らなかった」
「そうなると、ますます弟のティシャが掛けた可能性が高くなるのか」
『はい。その為、確認したいので、この大陸に渡る時期を早めるとおっしゃってました』
「そういえば、どうやってこっちに渡るか、聞いた?」ラルが聞くと『警察の捜査に協力してくれている船会社があって、そこの船員として入り込むそうです』
「なるほど。水面下での協力者の情報は極秘だからな。レンたちも同じ方法で渡ってきたんだろう。だから、俺に話すことができなかったんだ」
『こちらにはできるだけ早く行きたいけど、船会社の了解を取らないといけないから、これから上司に話すと。渡ったとき、まだラル様方がここにいらっしゃったら、合流したいとおっしゃってました』年下のアウラ マリスが続ける。
「ティシャたちがこの大陸にいる可能性が大きくなってきたな」と言いつつ、腑に落ちない顔をするので「何か気になることがあるの?」ラルが聞くと「いや。どうしてこうも、この大陸に集まってくるのかと思って」
「そう言われてみると……」
『それと、「水の貴族」のジェシー様からラル様の連絡先を聞いたので、こちらの大陸に渡る日がわかったら、連絡していただけるそうです』と、年上のアウラ リートレに言われ「アッ、そうなの。実は、ジェシーにティスの連絡先を聞くの、忘れてたの……」
「そうじゃないかと思ってた。まあ、俺も聞いたか聞けばよかったんだが、忘れてたから……」
「ダメじゃん」
「お前が言うな」




