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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第七章 休息の計画
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37-2 連絡メール

 

「やっぱり、レンもこの大陸に渡って来てたのか。しかし、ペラノイオにいたとは思わなかった」


 ペラノイオは大陸の東にある商業都市。


 都市開発が盛んで、ラルたちキラのメンバーが、ターゲットにしているリストに名を連ねていた十三名いる大陸の領主の一人。


 前に大陸に渡るとき、ケッドマンの娘である社長を助けたことが縁となって、彼女の招待でショウと一緒に大陸に渡り、屋敷に招かれた後、会長であるケッドマンの元で狩り人として働く名目で彼の屋敷に移動。


 またとないチャンスを生かして幽閉されていた仲間を取り返し、狩り人のリーダーと例の鏡をレンが所属している国際刑事警察機構に引き継いだが、ケッドマンも娘の社長も取り調べを受けたものの、数日後には釈放され、無罪放免となっていた。


 これでは納得できないと反発したのがラルたち側で、ケッドマン親子が仕事に復帰したことに危機感を拭えず、後日、ラルがグループの指示で再度ケッドマンの屋敷に潜り込んだ。


 彼は今、行方不明となり、警察が捜索している。


「もしかしてレンは、捜索の一環として大陸に潜り込んできたのかもしれない。ここにケッドマンの事件がらみで知り合ったとあるから、その可能性が高いな」


 しかし、少ししたら移動するとあり、いつ、どこへ行くと書かれてないため、行き先を聞こうと思ったが、そうなると、こちらの居場所も伝える必要がある。


「ジェシーたちを見送ったら連絡してみるか」


 そして、もう一つの情報も興味深いものだった。


(カテリーナを助けたであろう刑事が、今、オルトの代理人たちとジェシーたちが滞在してた大陸の向かいの都市であるスペ・シン・フトゥルム市の警察署に、二ヶ月も前から勤務してたのであれば、オルトの代理人たちが滞在してたとき、警備などの関係で現場にいたかもしれない)


 ノートPCのキーを叩きはじめると「顔写真があれば、ジェシーたちに確認してもらえるんだが……」


 ふと、イヤな考えた頭に浮かんできた。


「それにしても、こうも俺たちの周りの出来事に絡んでくるのは、少し不自然な気がする」手を止めて考える。「もしかして……罠か?」


 誰の?


(姿を見せない領主のオルトか? それとも、この事態を起こした元凶か? それとも、まだ存在を確認していない第三者か? とにかく明日、ジェシーたちと今後の打合せをするとき、このことも話してみよう)


 再びキーを叩くと、アディへ送る報告書に、ペラノイオで最近、ケッドマン関連で、なにか変わった事や事件、事故が起きているかを調べてくれるように依頼すると、送信する。


 その後、アディのメールに添付されてきた調査員のリストを開けるとパスワードを入れ、リストを確認した。


 調査員は全員で八名。

 ルナノヴァ市内の調査チームとオルトの屋敷に潜り込み、情報収集するチームの四名、二チームに分かれて調査に当たっている。


 ショウは、名前の上にリーダーと書かれているレグナルの連絡先を携帯とノートPCに入力すると、早速ショートメールを作成。


 自分のメルアドを記載し、情報交換したいため、連絡がほしいと締めくくって送信した。




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