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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第七章 休息の計画
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23-4 慣れない買いもの


「でも、体調崩してちょっと痩せちゃったから、少しダブつくかもしれないな」


「伸縮性がある生地を使ってるので、そんなに気にならないと思いますよ」服を横に伸ばして見せ、差し出すので受け取ると、同じように伸ばしてみる。「ああ、通気性もよさそうだね」


「吸水力もいいので、お肌にも優しいですよ。きつくて体を締め付けるようなものより、少しゆとりがあったほうがいいですし、色も柔らかく見えるパステル調のほうがよろしいと思いますよ。お値段もそんなに変わりませんから」


「値段はそんなに気にしてないんだ。着やすくてかわいい感じのがいいんだけど」


「それでは、こちらがお勧めですね」同じベビーピンクの、デザインが違うスパンコールがちりばめられたカットソーを渡すと、ショウはタグを見て素材を確認し、ラルが気に入って着てくれるかを考える。


「難しいな。アイツの服の好みがわからないから……」

「彼女さんは、いつもどのような服を着られるんですか?」

「どんな服?」


(いつも動きやすいシャツとズボンを着てるからな。そういえば、こんなかわいい色の服なんて見たことないぞ)


 真剣に悩むショウを見て「二十代前半でしたら私と同じくらいなので、同年代としてアドバスをさせていただくと、着回しができる服がいいと思いますよ」


「なるほどな。いつもズボンをはいてるから、これでもいいかな?」


「こちらでしたら、Gパンでもフレアスカートでもひざ丈のパンツでも似合いますし、バストが大きい方は他の人の視線が気になると思うので、七分袖で丈の短いジャケットを着てもいいと思いますよ」近くにある白いジャケットを取るとショウが持っているカットソーと合わせるので「ああ、いいね」


「彼女さんの身長はどのくらいなんですか?」

「俺の肩くらいだから、百六十くらいかな?」


「じゃあ、私と同じくらいですね?」

「ああ、そうだな」

「では、他にもご案内できるので、こちらへどうぞ」


 その後、他の棚へ移動していると、周りのお店の店員たちもショウの存在に気付き、それぞれの店の前に出てきて、二人のやり取りを見ながら噂をしはじめていた。


「こちらの棚は別のデザイナーの作品で、ちょっと大人っぽさがあるデザインなのが人気なんです。先ほどのジャケットにも合いますし、フリルが胸のところにたくさんあるので、バストの大きさが目立たないんですよ」ライトオレンジで、同系色のレースのフリルが胸のところにふんだんに使われたカットソーを合わせる。


「これはいいね。きっと気に入るよ」

(ラルの好きなマンゴーの色だし)


「彼女さんは色白なほうですか?」

「ああ。この大陸では日焼けしないように注意したほうがいいんだろう? そう聞いて、日焼け止めを欠かさず塗ってるよ」


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