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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第七章 休息の計画
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21-3 約束


「そうかもな。それにしてもずいぶん詳しいな。前にどこかの要人の秘書でもやってたことがあるのか?」


「だいぶ前に、PFSに出資してる、大企業の専務の専属秘書をやってたことがある」


「マジか! ああ、その伝手(つて)でPFSに来たのか?」

「まあね。組織内の調査として出向してきたのが最初」


「ちょっと待て。俺、一度スポンサー企業から来た調査員の案内役をやったことがあるぞ」

「私じゃないよ」


「そうだよな。俺が案内したの、ガタイのいい男だった」

「さすがにそこまで変装できない」


「いつ頃きたんだ?」

「いつ頃?……ショウに会う十ヶ月くらい前かな? 一年は経ってなかった」


「その頃といえば、保護した彼らが大金と一緒にたらい回しされてるときだな」

「そうだよ。そのことを調べるために調査に入ったんだから」

「なるほどな」


「あの時、主要な取引場所を潰したから、一時PFS内はきれいになったけど」


「あの後、監視委員会が発足してかなり厳しく取り締まってるから、今のところ、不正は起きてないらしい」


「情報部にいる友達からの情報?」

「まあな。オッ、市長の秘書は美人なお姉さんだ」


「じゃあ、丸め込んで、情報を取ってきたら?」

「なんだよ、その言い方は!」


「本当のことを言っただけ」

「なにが本当なんだよ」


「丸め込める」

「いい加減、俺を女たらしのように言うな!」


「本当だし」面白くなさそうに言うのを見て「なんだ? ラルも俺に丸め込まれたいのか?」からかい半分で言うと「そんなこと言ってません!」


「お子様ラルちゃんが大人のラルちゃんになったら、考えてやるよ」

「お断りしますぅ!」


「まったく、素直じゃないな。 エッ」ショウが言葉を切ってモニターを見るので「どうしたの?」


「オルトの代わりに出席した代理人の中に、女性が一人含まれてるんだ」

「いてもいいんじゃないの? 代理人て何人?」


「三人らしいが、さっきアディから来てたメールに、オルトが女性かもしれないという噂が一部で言われてるという情報を、調査員が拾ってきたと書いてあったんだ」

「エエッ! それ本当?」


「ああ。しかも、若い女性らしいとの噂らしい」

「若いっていくつくらい?」


「十代じゃないかと言われてるらしい。だから表舞台に出てこないんだということらしい」

「なるほどね。ない話じゃないね」


「この女性のことを調べるには、そういえば、グループのメンバーが同じ街に滞在してるから、ホテルに探りにいくような連絡が来てたな。


 どうなったのか聞いてみるか。ついでに、会食に出席した代理人も調査対象にしてるだろうから、情報をもらおう」ショウがメールを書きはじめると「もし会食会場に潜り込んでたら映像があるかもしれないから、聞いてみて」


「映像が取れてたら調査がはかどる。聞いてみよう」メールを書き終えると、グループへ送信する。


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