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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第六章 大陸にある保護団体
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2-4 山の中の基地

 

「では、面接に合格したのかな?」ショウが笑顔で聞くと「なんだ、気付いてたのか」アディは少し驚いた顔をして「合格だよ。君たちの考えや返答、仕種から見て、真剣に取り組んでるのがわかったからね」


「そんなに細かく見てたのか。心理分析官になれるよ」

「以前やってたよ」

「エッ、本当に? どうりで手慣れてると思った」

「こっちが聞いても、すぐに聞き返されるんだものね」ラルも感心する。


「駆け引きは心得てるよ。君たちの部屋は用意する。あとで中を案内しよう」

「別々の部屋にしてくれるわよね?」

「それはもう、女性専用の部屋を用意するよ」クスクス笑うアディ。スタンから報告が届いているらしい。


「肩身が狭いね」同情するジット。

「慣れましたよ」ムッとするショウ。


「ところで、体調はどうかね?」ラルに改めて聞くと「お気遣いありがとうございます。もう大丈夫です」

「君の体調のことは聞いてるよ。僕たちのやってることは危険が伴う。気分が優れないようだったらすぐ言ってくれ」

「ええ、ありがとう」


 住居は本部棟と通路で繋がったさらに奥に建てられていて、部屋は別にしてくれたが隣同士だった。

 中は設備が整っていて、居心地がよさそうだ。


 入って右側にキッチンがあり、その左奥にお風呂と洗濯機、洗面所がある。

 入って左側の部屋はワンルームになっていて、入り口の右側に机があり、突き当りのベッドの左側にグローゼットがあって、右側の頭の横にサイドテーブルが置いてある。


「いい部屋ね。気に入ったわ」

「腕のいい設計士がいてね」

「それは付いてたわね」

 荷物を置くと、アディが本部棟内を案内してくれた。


 連絡通路を戻って本部棟へいく間「ここは地形上かなり入り組んでるから、迷子にならないように気を付けてくれ」アディが説明をはじめるので「こんな所にこれだけ大きな建物を建てて、大丈夫なの?」ラルが疑問に思っていることを最初に聞く。


「敵に襲撃されたときのことは考えてあるよ」

「その事も気になるけど、山が崩れてきたりしない? 地質を調べて大丈夫だと判断したから建てたんだと思うけど」

「もちろん。専門家に耐久性、耐震性、浸食の強度など、あらゆる項目を調べてもらった結果、OKが出たので、ここに本部を置くことを決めたんだ」


 ラルたちは建物の地下一階にある駐車場から案内されていくと、一階にはメインエントランスと奥に医務室。

 二階・三階は事務室になっていて、幅広い年齢層の人達が向かい合わせの机で仕事をしている。

 四階に食堂とラウンジが横並びで開設されていて、一階メインエントランスからの吹き抜けがここまである。

 五階にプレイルームと休憩室、バーなどのお店があることにも驚かされる。


 六階から九階までは関係者しか入れないとのことで、今回中に入れなかった。

 驚いたのは、地下一階に宅配の受付所まで常設してあったことだ。


「本当の宅配業者が入ってるわけじゃないけどね」


 アディが考案したという。一つの町が凝縮されていた。


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