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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第五章 謎の組織
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39 情報の確認と調査方針

 

 朝食後、朝会で話し合われた内容について、お茶を飲みながら話をする。


『海岸線の要調査ポイントの土地が、フロス アクアエがいた領主の土地だったの!』大声を出すミランド。

「ああ! あ……」ラルもビックリして飲みかけの紅茶をこぼすので「何やってるんだ」ショウがタオルを渡すと、急いで口周りと濡れた服を拭く。


『そうなると、フロス アクアエたちが領主の館にいることと私たちが調べてることは、関連があるかもしれないのね?』

「そうだ。イータル ヴェンティたちが、彼女たちと話ができてるといいんだが」

『何かしらの情報は持ってきてくれると思うから、その情報を確認してから、次の作業に取り掛かるべきね』

「そうだな」


「ああ、ああ?」

「PCを持ってこい」


「あ!」隣の椅子からノートPCをテーブルに置くと、キーを叩く。『禁足地のことはどうやって調べるの?』


「それは、ジットや組織でも調べてくれるが、俺たちも調査する必要がある。俺は裏社会から探るが、ラルは領主の情報をできるだけ集めてくれ」


『PFSにも依頼するんでしょう?』とラルが聞くので「これから情報部の友人にメールを出す。ラルはグループに連絡してくれ」


『私は何をしたらいい?』ミランドが聞いてくるので「今日、イータル ヴェンティが戻ってくると思うので、彼女たちが来たら調査内容を聞いて、第二の依頼、隔離されつつあるこの空域の範囲と中心地がどこかを調査するよう言ってくれ」

『OK』


「ラル、薬は飲んだのか?」

「あ!」PCの隣に置いてある薬のポーチを見せる。

「そろそろなくなる薬があるんじゃないか?」

『グループに補充依頼を出した』


「で、どうやって届けてもらうんだ? この家の住所を知ってるのか?」

『イータル ヴェンティが持ってきてくれることになってる』

「彼女たちは、依頼の調査で忙しいだろう?」

『イータル ヴェンティは彼女たちだけじゃないよ』


「……そうか。で、姿が元に戻ってしまう現象について、グループから何か連絡が来てるか?」

『ほかの二チームから返信がきたけど、姿が元に戻ったのは私だけだって』

「そうなのか?」


『でも、南側にいるチームは体調を崩して動けない状態だって』

「南側のどこにいるんだった?」

『確か……調査対象となってるフロス アクアエがいる領主の隣の領土だよ』


「禁足地の西側の領土か。イータル ヴェンティの調査内容から考えると移動したほうがいいだろう。ラル、グループに今回の調査内容とともに、南側にいるチームを移動させるようメールしてくれ」

「あ!」


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