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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第五章 謎の組織
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29-2 事件の真相調査

 

 ラルはまた部屋に戻って額のチップを取ってくると元の席に座り、PCのキーを叩くと『彼女たちを呼ぶのに、声を掛けないといけないの』

「なんて言うんだ? 俺が呼んでも大丈夫か?」

 ラルはショウの顔を見るとキーを叩く。「わかんない」

「だろうな」


「あ!」突然、何かを思い出すと、再び自分の部屋に駆けこむ。

「走るな! まだ体調が良くなってないんだぞ!」


 しばらくして戻ってきたラルの手に、ミランドの手鏡が握られていた。

「ああ、彼女に呼んでもらうのか」


 その後、ショウが大陸の地図を入れた依頼書を作ると、ラルが手鏡をショウに渡す。

「ああ」

「わかった、俺が呼ぶよ」手鏡を受けとるとテーブルの上に立てかけ「ミランド」声を掛けると、ケッドマンの屋敷にいたときのラルの姿をしたミランドが現れる。


「久しぶりね。あら、ラル、なんで元の姿でいるの? それに、また痩せたでしょう」開口一番、姿と顔色の悪さを指摘する。

「あ、ああ……」

「ショウ。どういうこと? 何やってんの?」

「気を付けてはいるけど、いろいろとあったんだよ」

「だとしても、姿は戻ってるし痩せたし、前より顔色が良くないじゃないの


「その事はあとで話をするから、今は急いでやってほしいことがあるんだ」

「……何?」

「実は」現在の状況とラルの状態を話すと「姿が戻らない上に話せないの!」

「……ああ」


「なぜが、あ、だけは出るんだ」

「あ、だけ?」


「それで、ラルの代わりに、イータルヴェンティを呼んでほしいんだ」

「わかった。で、どうやるの?」

「ここに地図入りの依頼書を用意したから、この内容のとおりに説明してほしい」プリントしたものを渡すと早速目を通し「うわあ、こんな事が起きはじめてるの?」


「だから、一刻も早く原因を突きとめたいんだ」

「どこで呼ぶの?」


「前にラルが家の庭で彼女たちを呼んだことがあるから、同じ場所がいいと思う。どうだろうラル」

「ああ」頷くので「よし、決まり。じゃあミランドと行ってくるから、ラルはここで待ってろ」


「ああ?」

「一緒に来るなら変装してこい」

「ああ?」自分を指さすので「それとも、ミランドに別の人物になってもらって、口パクで、腹話術のようにミランドに話してもらうか?」

「……ああ」不服そうな顔をするので「じ


「……ああ」不服そうな顔をするので「じゃあミランド、頼むよ」


「ラル、戻ってきたら説明内容を話すから、待ってて」ラルの向かいに立つと、今のラルの姿をコピーする。


「すげえ。種も仕掛けもない本当の魔法だな」目の前で繰り広げられるイリュージョン。「完コピはすごいけど、痩せ方や顔色までマネなくていいだろう。もし他の人がきて顔を合わせたら、心配して医者を連れてくるかもしれないから、普通の状態にしてくれ」


「ああ、そうね」すぐに調整すると「こんな感じでいい?」

「ああ、いい感じだ。ラルも、このくらい太らないと倒れるからな」


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