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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第五章 謎の組織
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26-3 意外な可能性

 

「報告してきたマラ ルクスには、引き続き調査を依頼しているんですよね?」

「そうだ」

「では、進捗(しんちょく)が来たら俺たちにも教えてください。俺たちも、調査の進捗を随時入れますから」


「わかった。ああ、調査中に何か掴んだら、すぐに連絡をくれ」

「はい。では今日はこれで」

「ああ、話ができて良かったよ」

「俺もです。では」通信を切ると、ラルがまたPCに文字を打つ。『私たちの調査って?』


「その事は、夕飯を食べながら説明するよ。腹が減っただろう? 用意するから薬を持ってこい」席を立つとキッチンへ向かう。


 隣に住むジットの奥さんから差し入れしてもらっているパン類をレンジで温め、グロサリーストアの奥さんが作るおかずを鍋で温めていると「あ、ああ、ああ」ラルがキッチンへ入ってくる。


「こっちはいいから、座ってろ」

「あ……ああ、ああ」戸棚からお皿を出すので「ラル。ここはいいから、座ってろ」手を止めると「……ああ」


「気にするな。ほら、戻れ」

「……ああ」肩を落とし、俯いて戻っていくので「じゃあ、レンジのパンが温まったら、そこの皿に入れて持ってってくれ」キッチンのテーブルに置いてある平皿を指すと「あ? ああ?」

「ああ、その皿だ」


 ラルは指定されたお皿を持つと、レンジの前に立つ。

 楽しそうしているラルを見ると(無下に追い返すのはやめるか)

 パンの香ばしい匂いがしてくると、フードを持ち上げてレンジの中を覗きこむ。


「いい匂いだ。そうだ、隣の奥さんからママレードをもらってるから、冷蔵庫から出してくれ」声を掛けると、お皿をキッチンのテーブルに置いて冷蔵庫を開け、ママレードの瓶を取るが、他にいろんなものが入っているので、物色しはじめる。


「ラル。いつまでも開けておくと冷気が逃げるから、早く閉めろ」

「あ!」慌てて閉めるとパンが温まったのでお皿に移し、ママレードの瓶を持ってリビングへ持っていく。


 その後、ショウがおかずを乗せたトレーを持ってきてテーブルに並べると「じゃあ、食べるか。いただきます」パンを取ってママレードを付ける。

 

 ラルもパンを取るとバターを塗り、食べはじめるので(今までテーブルに座って待ってるように言ったり、部屋で待ってるように言ったのは良くなかったのかもしれないな)

 冷蔵庫の中を楽しそうに物色してた姿を思い出し(買っておいた果物や、もらったデザートを見付けられてしまったな)


「食べ終わったら、冷蔵庫にある好きなデザートを食べていいぞ」

「ああ!」

「ラルの好きなマンゴーのプリンがあったろう?」

「ああ!ああ?」


「先日、グロサリーストアの奥さんにラルの好きな食べ物を聞かれて、マンゴーが好物だと話したら、プリンを作ってくれたんだ。良くなったら、お礼を言いに行かないとな」


「……ああ」

「イヤなら、無理に食べなくていいぞ」

「ああ!ああ!」


 

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