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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第四章 無法大陸
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3-1 潜入開始 困難

 

 湯船に浸かり、サッパリして出てくるとショウが冷蔵庫から別の缶ビールを出し、テーブルに置くと「動かしたものは片付けたか?」

「エッ?」

「いい。俺が片付けておく」着替えを持つとシャワー室へ向かい「俺の分まで飲むな」と言ってドアを閉める。

「ただ音がしただけなのに、どうして何をしてたのかわかるんだろう?」不思議に思いながらも缶ビールをあけて飲みはじめると、改めて部屋の中を見る。


「寮じゃなくてホテルだよね」

 

 通路も床にじゅうたんが敷かれ、部屋のドアを入ると左手にコートや荷物を置くクローゼットがあり、右手にトイレとお風呂は別々になっている。


 短い廊下を進むと二部屋あり、左側はリビングで右側が寝室になっている。

 リビングにはソファセットが置いてあり、テレビとパソコン用の机が左側の壁に並んで置いてある。

 そして、小さいがキッチンが北側にあった。


 隣の寝室は寮だということがわかる二段ベッドが右側の壁際に置いてあり、反対の左側の壁には洋服ダンス付きのクローゼットが個別に二つ作られている。

 

「ホテルだったところを買い取ったのかもしれないな」

 キラはビールを飲みながらゆっくり部屋を見て回ると、空き缶を専用の箱に入れ、二段ベッドの上に登って横になった。


 しばらくしてショウが出てくると冷蔵庫から缶ビールを取り出して飲み、電気を消して下のベッドに入るので、聞こえるように「なーんで僕がこーんな思いをしないといけないんだよ。なーんにも心配しなくていい人は、気楽でいーよな」と嫌味を言うと、返事は寝息だった。


「……悲しい」

 なかなか寝付けなかったキラも、疲れていたせいか、いつの間にか眠りに就いていた。


 翌朝、起床を知らせるアナウンスが聞こえてくると「なあに?」キラが毛布をかぶる。

 通路が騒がしくなるので「もう起きる時間?」枕もとの時計を見ると「何時だ?」下からショウが聞いてくる。


「まだ四時半だよ」

「俺たちは六時半でいいんだ」と言うとまた寝たらしい。

 夕べは寝付いたのが遅かったので、キラも布団をかぶって寝なおす。


 午前六時半、また起床のアナウンスが入った。


(うるさ)いなあ」キラが文句言うと「何時だ?」ショウが聞くので時計を見ると「ああ、六時半だ」

「起きる時間だ」

「まだ寝てたい」布団をかぶりなおすと「さっさと起きろ! 遅れたら何をやらされるかわからないんだぞ!」ベッドを揺らすので「もう少し」


「起きないと引っぱりだすぞ」今度は毛布を引っぱるので「わかったよ!」居心地のいい布団から出るのはとてもつらいが、ここは我慢して起き「さっさと寝られる人はいいよな!」文句を言いつつベッドから降りる。


 ショウが洗面所にいる間に着替え、入れ替わりに洗面所へ行き、鏡を見ると、目の下にクマができていた。


「……やつれたな」

 昨日と違っているところがないかチェックすると、洗面所から出る。

「起きてるか?」

「半分寝てる……」

「動けば目が覚める」


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