16 百鬼夜行
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ーー魔王sideーー
「ふふふ、勇者も我のスキルの前では無力だったな」
ライト達が百鬼夜行のいる擬似世界に転移させられている時、魔王はその場に映し出される映像を見てほくそ笑んでいた
魔王の前に映し出されるその映像にはライト達が百鬼夜行と戦っている場面が映し出されていた
「俺も考えたものだ。この映像を見ることで相手の戦力を分析することもできるし、勇者たちの魔力などを削減することができる。少しの間とはいえ時間稼ぎにはなるだろう」
魔王はゆうしゃが百鬼夜行を倒すのに時間がかかってしまい、魔力も多く消耗すると考えていた
なので、魔王の最大出力の魔法をこの時間で構築してライト達が帰ってきた時にぶつけようと思っていたのだ
しかしその目論見は外れることとなる
「邪悪なる闇の魂よ 我に力を貸し……」
魔王が魔法の詠唱を始めた時、目の前の時空が歪んだ
「なっ!……」
そこにはーー
「おい魔王、やってくれたな」
「こっちも全力で行くぞ!」
1分前に百鬼夜行の魔物を全て倒さないと出て来られないはずの魔法に囚われたライト達がいた
ーー1分前ーー
魔王に魔法によって魔物が蔓延る世界に転移した
そこでは元の世界では見たことのないような魔物がたくさんいて転移してきた俺たちに急に総攻撃をしてきた
「神聖結界!」
その攻撃をアンナが結界を張って防ぐ
「みんな、多分今魔王は私たちをここに留めて違う魔術の詠唱を始めようとすると思うから、それが終わらないうちに倒して帰るよ」
「「「了解!」」」
そして俺たちは今までの戦いで培ったコンビネーションを使いながら己の役割を全うする
アンナが補助魔法や回復魔法をかけまくる
イザベラが広範囲魔法攻撃で雑魚を殲滅する
それでも倒れなかった魔物を俺とクレイで討伐する
ここまで10秒
この段階で見渡す限り魔物はいなくなった
そして倒してそろそろ帰れるかと思った時、魔物の死体から煙が上がりその煙が形を取り大型の魔物が現れた
その魔物は九本の尾を持つ狐のようだった
「鑑定!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
九尾 %#&$ランク
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「クレイいくぞ!」
「おうっ!」
「魔奏剣 爆流!」
「忍術 影討!」
俺とクレイでその巨体に傷をつける
そして反撃を受けないうちにすぐに撤退する
「魔力増幅!」
「氷塊破壊」
巨大な氷の塊が九尾の上に落ちあっという間に九尾を倒した
するとその上空に鍵が現れ空間が歪み始める
次の瞬間俺たちは魔王の前に戻っていた
もうこの物語も終わりに近づいてきています。
最後のクライマックスをより良くするためにも
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