8 ライト、幼馴染みと話す
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俺は近くに何かあった時用として置いておいた服を取りに行ってアンナに渡した。
アンナは顔から火が出るように真っ赤にして着替えていた。
ガサゴソガサゴソ
後ろから聞こえる衣擦れの音にドキッとする。
いやーでもアンナはなんであんなところにいたんだろう?それにあんな姿で・・・ポッ
「今なんか失礼なこと考えたでしょ!」
「いやーそんなことないよーヒューヒュヒュー」
吹けもしない口笛で誤魔化してたら自分が哀れになってきた。はぁー
俺はさっきのビンタを喰らった時にでた鼻血を拭いてアンナを待つ。
「いいよーもう」
「オッケー」
改めてアンナを見るとやっぱり可愛いなーと思ってしまう。
「やっぱりアンナって可愛いな」
「っ何よもう」
少し頬を染めながらアンナが言った。
ヤバイなんか怒らせてしまっただろうか。
「そんなことはいいの!なんでライトはここにいるのよ」
「そっちこそなんでなの?」
そして俺とアンナはお互いのことを話しつつ森を抜けて俺のいる宿に帰るのだった。
いざとなるとアンナと部屋で二人っきりというのは緊張するな〜
そんなことを考えながらお互いのことを話した後俺は聞いた。
「でもさーなんでアンナは家を出てきたの?アンナは将来有望でしょ」
「それを私に言わせるかなー。それは乙女の秘密ってことで」
「ハァまあいいけど」
いやーやっぱり女子のことは分からない
「じゃあさ、何でゴブリンなんかに捕まったの?聖女の力で浄化できるでしょ」
そうアンナは【聖女】の職業を持っていてそのスキルの中にはユニークスキルもいくつかあるのだ。
紹介をしておくと
[浄化]
10メートル以内にいる自分よりレベルの低い魔物を浄化する。
[聖結界]
自分の周り5メートルに結界をつくる
[完全回復]
対象の傷を完全に回復させる
MPを100消費する
このように強いスキルを持っているのになんで捕まったんんだろう。
「実はね、魔物に連れ去られそうになった時スキルを使おうとしたら近くの茂みから魔法が飛んできてスキルを封印
されたの。それでいくら使おうとしても使えなくて戸惑ってるうちに連れ込まれちゃって」
「えっ、スキルを封印するなんてできるの?」
そんな話聞いたことないけどな?
「昔はできる人もいたみたいだけど今は聞いたことないよね。相当腕の立つ魔術師じゃないとできないと思うな」
ゴブリンの大量発生やこの魔術師と言いなんか嫌な予感がするな。
まぁ、今考えたってしょうがないか
「じゃあ、その話はまた今度ゆっくり考えるとして一回ギルドに行こうか」
そうして俺たちはギルドに向かうのだった。
暗い洞窟の中、4人の男達が話し合っていた。
「おいお前首尾はどうだった」
「術には成功したのですが、誰かが助けに来てゴブリンキングを倒してしまいました」
「なんだって、あの小娘は主人が欲していたのに。それにあのゴブリンキングには強化も施してあったのに」
「それはどんなやつだ。Sランクの冒険者か」
「いや見たことのないやつだった」
「じゃあ引き続き調査をしてくれ」
「ラジャー」
こうして怪しげな会議は終わった。
しかしライトとアンナがこれから起きる騒動に巻き込まれることはまだ知らなかった。
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