23 真祖だって!
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真祖
それはその種で最初に生まれた最強の生き物
その中でも吸血鬼の真祖は特に強いと言われている
その秘訣
それは不老というものだ
吸血鬼の真祖は戦いに負けない限り死なずに老いる事もないので修行し続けられる
故に最強
「なるほどね。さっきから明らかに強いと思っていたけど、真祖だったのね」
イザベラが納得したように話す
「じゃあさっきの技は、闇魔法の上位互換の影魔法のうちの一つか。クレイとライト君、吸血鬼は二人の影の中から出現しているわ。二人は地面に気をつけておいて!」
「「了解!」」
「そこのお嬢さんは優秀ですね。もうその事に気づいたのですか。ではこちらも本気でいかせてもらいます」
「クレイ畳み掛けるぞ」
「おう。武術 袈裟!」
クレイの思いっきり振った剣が真祖の体に深い傷をつける
「いまだっ![聖剣化] 神聖流・肆の型 横薙ぎ一閃」
俺はその隙に真祖の懐の入り込み剣を振るう
そして……
「吸血術 血剣」
ガキンッ
「っ!」
完全に俺の間合いで放った一撃は突如として出現した赤色の剣によって防がれた
「はっ!」
そして攻撃を防がれた事によってバランスを崩した俺に向かって剣が振われる
「神聖流 伍の型・聖水剣」
とっさに俺は型で防御するが、相手の追撃からは守れず体傷を負ってしまう
痛っ!
なんだよそれ
「そっちばっかりに気を取られててもダメだぞ!」
そう言ってクレイが真祖に攻撃をしようとするが今度は突如、赤色の盾があらわれまたも攻撃を防いでしまった
そしてそのまま盾で叩かれ飛ばされてしまう
「ふっ、所詮その程度ですか。少々がっかりしましたよ」
そう言ってまた俺に向き直り攻撃を始めだす
「吸血術 血踊。その程度のやつは邪神様に手も届かんわ。ここで死ね」
くそっ
ここで死んでしまうのか……
そう思ったっとたん色々な思いが込み上げてきた
これが走馬灯か……
「クレイを死なせるわけないでしょ!聖属性極大魔法・輝聖光雷砲」
その瞬間俺の前を一筋の光が通り抜けその光が通った場所は何も無くなった
「グハッ」
もちろん俺の前にいた真祖も避けようとはしたみたいだが、その速さについていけず体にぽっかり穴が空いている
聖魔法とは圧倒的な存在感で元あった存在を上書きする魔法
その極大魔法ともなるとその威力は絶大だ
真祖が苦しんでいる間に逃げられる!
「ありがとう、アンナ!」
「仲間なんだから当然でしょ!」
「今の魔法はあなたですか、なかなかやりますね!さすがの私もこたえましたよ」
未だ膝をついている真祖だがその傷は驚異のスピードで回復している
何か良い手はないのか?
そう思っていると
《新しい所有者の解析が完了しました》
《精霊との相性80%》
《力の所有を許可します》
《真祖からの攻撃を確認》
《能力の使用を許可します》
頭にこの声が聞こえてくると共に、説明書のようなものが脳に直接流れてくる
これは!
こんなに早く使えるなんて!
そして俺は元から使い方を知っていたかのように自然に唱える
「精霊カミラ召喚。神より預かりし力 この体に宿りたまえ 霊装展開!」
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