19 実家の様子は
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時は遡って、ライトとその父が戦っていた頃
辺境の街ブルストでは、領主代理が本当の領主より仕事をちゃんとしていると話題になっていた
「領主様この書類はどうしたらいいでしょうか?」
「領主様そろそろこちらの案件の期限が近づいております」
「領主様南の森でAランクの魔物がでました。うちの冒険者では対処できません。ご助力をお願いします」
数々の案件を代理とは思えないような迅速な対応で捌いていく
強い魔物が出た時も自分の職業を活かして倒してしまう
まさに理想の領主だった
その名を【ケジントン・コミクス】
ライトの弟だった
コミクスは辺境の街に来て領民の暮らしを間近で感じ、父の教えられてきた考えが間違っているのではないかと思い始めた
そんな時に父が領主の仕事をほっぽり出して消えてしまった
そして領主代理として仕事をするうちにその仕事に楽しさを覚えたのだ
コミクスは自己流のやり方で最初はやっていたのだがうまく仕事が回らず困っていた時に、兄がよく領民と話していたのを思い出した
『領地にいる人たちの意見を聞くのは、領主としてすごく大事なんだよ』
幼い頃に兄がそう言っていたのだ
それを実行してみるとあら不思議
政策の問題点や改善策がはっきりとわかるようになったのだ
それと同時に領民と話をすればするほど、今まで自分や父がどれだけ酷いことをやってきたか、そしてなぜ王にこの辺境まで追放されたかが分かった
その点から分かるように父よりもコミクスは領主として優れていたのだろう
そしてコミクスはこれからは良い領主になろうと決めたのだ
そう心に決めて1週間
コミクスには気付いたことがあった
「あの父さんは領主の仕事を放棄して勝手にどっか行くから尊厳を何もあったもんじゃないけど、兄さんは昔から良い人だったな」
ライトが追放されたときに父に助言したコミクスだったが、それは憎しみなどから出た言動ではなく嫉妬によるものだった
嫉妬は自分と相手とを比較して自分も相手のようになれる可能性がある状態で起こると言われている。そしてその相手に追いつくためにしなければならない努力の量を感じ、それが辛くなり嫉妬につながるのである。
つまりコミクスは兄に嫉妬していた時点で領主の才能を持っていたのだ。努力していなかっただけで。
しかし今は領主になるための努力をたくさんして、領民とも触れ合うことでもう兄への嫉妬心は消えていたのだ
残っているのは一抹の後悔だけだった
「兄さんはどうしているかな?あの兄さんだから行き倒れなんてことにはなってないと思うけど」
不安になり罪悪感に蝕まれた日は幾度とあった
しかしコミクスはめげずに兄の分まで頑張ろうと努力を続けたのだ
「今日も1日頑張るか!」
こうして今日もブルスト領の領主の1日は始まった
数年後この街は隣の国との交易の要所へと発展していくのだがそれはまた別のお話
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